阪神の青胴車「5001形」が来年2月引退、ミステリーツアーや貸切列車プランなど各種イベントを開催
阪神電鉄は27日、クリーム色とウルトラマリンブルーの塗分けから「青胴車」の愛称で親しまれてきた普通用車両5001形について、2025年2月に運行を終了すると発表しました。
現在の青胴車こと5001形は二代目。初代からその塗分けを引き継ぎ、高加減速性能を誇る冷房装置付きの普通車として1977年に登場、32両が導入されました。阪神電鉄の冷房化率向上に貢献し、同社は1983年に大手私鉄初となる冷房化率100%を達成しています。
しかしながら、対となるカラーの急行用車両「赤胴車」は2020年に引退。青胴車も2021年から5700系(愛称「ジェット・シルバー5700」)への置き換えが始まっており、現在では1編成4両を残すのみです。
阪神電鉄は青胴車の引退にあたり、各種イベントを企画。2024年12月21日(土)に「HANSHIN ミステリー・エクスプレス 行先不明列車」を運行。翌年1月14日(火)・16日(木)・20日(月)・31日(金)には「5001形貸切列車プラン」を催行するといいます。各旅行商品の詳細は、阪神ステーションネットのWEBサイト「阪神アイビートラベル」に掲載。
営業最終運行日は2025年1月上旬頃に改めて発表される見込みです。