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波乱?驚きなし? 夏の甲子園切符かけた高校野球 静岡大会はシード3校が初戦敗退

Shizuoka

昨夏は浜松開誠館が静岡代表として夏の甲子園に出場

■浜松開誠館・磐田東・川根 シード3校が初戦で姿消す

夏の甲子園切符をかけた第106回全国高校野球選手権静岡大会は、20日から3回戦が始まる。今大会はシード校が16校に拡大され、そのうち3校が初戦で敗れた。昨夏に静岡県勢として5年ぶりに甲子園で勝利した浜松開誠館も、初戦で姿を消している。

【トーナメント表を見る】夏の高校野球静岡大会 2回戦までの勝ち上がり

夏の甲子園をかけた戦いは7月6日に1回戦が始まった。今大会はシード校が今までの8校から16校に拡大。春季大会のベスト16が2回戦から登場するシード校となった。

2回戦は13、14日に行われた。最も注目されたのは浜松開誠館と常葉大菊川の一戦。春季大会で県3位に入った浜松開誠館は昨夏に続いて甲子園を目指し、常葉大菊川は6年ぶりの聖地を狙っていた。結果は11-3で常葉大菊川が勝利し、シード校の浜松開誠館は初戦で敗退した。

その他にも、初戦でシード校が涙をのんだ。昨春のセンバツで優勝した群馬・健大高崎でコーチを務めた赤堀佳敬監督が指揮する磐田東は、静岡市立に2-3で敗戦。2点を先制したが、リードを守り切れなかった。46年ぶりにシード権を手にした川根は聖隷クリストファーに1-8と投打で圧倒され、7回コールドで敗れた。

昨夏は浜松開誠館が静岡代表として夏の甲子園に出場

■昨夏のシードは8校 静岡高校のみ初戦敗退

シード校の初戦敗退は波乱なのか。対戦相手を見れば、決してジャイアントキリングとは言えない。常葉大菊川は甲子園の常連校。過去にはセンバツで優勝した経験もあるが、夏の大会に向けてチームを仕上げてくる傾向が高い。

磐田東に勝利した静岡市立はシード権を逃したものの、春季大会では県大会に出場し、優勝した加藤学園に初戦で敗れた。聖隷クリストファーは2年前の春季東海大会で準優勝するなど、近年は県大会で上位に勝ち進んでいる大会もある。

昨夏の静岡大会はシード8校のうち、静岡高校が唯一、初戦で姿を消した。対戦相手は甲子園出場経験もある常葉大橘で、両校の戦力を比較して戦前から静岡高校の敗戦を予想する声は少なくなかった。

高校野球選手権静岡大会は20と21日に3回戦が行われる。予定通りに日程を消化できれば、29日が決勝戦となっている。

(SHIZUOKA Life編集部)

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