厚木市 栃木市と災害時応援協定 都心南部直下地震に備え
都心南部直下地震など厚木市でも被害が想定される大規模災害に備え、市は1月16日に栃木県栃木市と相互応援に関する協定を締結した。
同協定は、大規模災害に備えて両市の連携を深め、防災力の向上や減災につなげることを目的としたもの。都心南部直下地震の影響が少ないとされる栃木市に対して、厚木市が連携を打診して実現した。
締結により、災害発生時には被害状況に応じて食料や生活必需品、資機材の提供をはじめ、職員の派遣や被災者の受け入れなどの面で相互連携を図る。
当日は山口貴裕市長が栃木市役所で行われた締結式に出席し、大川秀子市長と協定書を取り交わした。
大川市長は「厚木市から災害時の相互応援の提案をいただき締結に至った。過去の経験から、災害発生時には自治体間の連携が大切だと感じているので、いざという時に備え、応援体制を整えていく」と話した。山口市長は「都心南部直下地震の影響が少ない栃木市と協定が結べたのは心強い。引き続き本市の防災力を高めていき、厚木市はもちろん、栃木市民の皆さんの命と暮らしを守っていきたい」と、両市の協力体制強化に向けて意気込みを語った。
厚木市は大規模災害に対する体制の強化に向け、昨年10月に山梨県北杜市とも同様の協定を結んでおり、今回で2例目となる。