アットヨコハマ 産学連携の成果 学生発表 横浜の活性化目指す
神奈川県や横浜市の観光情報を発信する(株)アットヨコハマ=神奈川区栄町=は、2月21日、横浜ベイホテル東急で「産学連携ミーティング最終発表会」を開催した。同社は今年度、岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校、横浜国立大学、横浜市立大学、神奈川大学の学生と横浜の活性化や課題解決を目的に取組を進めてきた。当日はその取組や成果が発表された。
岩崎学園は、同社のリニューアルしたWebサイトを広く知ってもらおうと、デザインを学ぶ学生の視点を生かし、キャラクターや観光ガイドマップを制作。マップは観光案内所や施設など15カ所で配布した。
横浜市立大学データサイエンス学部は、交通系お出かけアプリ「マイルート」の機能向上に向けた現状分析を行った。ユーザーの行動傾向を明らかにし、ルート検索時にチケット購入を促すことなどを提案。他に、若者向けのマップやモデルコースの作成、学祭での連携企画が披露された。
同社の産学連携の取組は今年度で4年目。山内英志取締役は「1年間、本当に真剣に取り組んでいただいた。若い人のアイデアがほしいというのが正直な気持ち。引き続き産学連携を行っていきたい」と話した。