小田原・箱根・湯河原・真鶴 2024年 振り返り 選挙イヤー、パラ五輪で活躍も
2024年も残りわずか。小田原市と箱根、湯河原、真鶴の3町の1年間を本紙取材記事の中から振り返る。(12月20日起稿)
【1月】能登半島地震被災地で人命救助や捜索を行う全国規模の消防組織「緊急消防援助隊」に、県西の消防職員が派遣され、活動を実施。
【2月】インフルエンザが流行し、小田原保健福祉事務所管内の1市3町でも感染が拡大した。
【3月】建設が進められていた小田原シネマ館がオープン。駅前が2003年以来の「映画館がある街」となった。
【4月】NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主人公のモデル、三淵嘉子が過ごした数寄屋風住宅、甘柑荘(小田原市板橋)が公開施設となった。
【5月】小田原市長選挙が行われ、加藤憲一氏が現職の守屋輝彦氏、新人の古川透氏を破り、4度目の当選で返り咲きを果たした。
【6月】箱根町が23年入込観光客数を前年比112・4%の1951万人となったと発表。湯河原町では町長選が行われ、元同町参事で新人の内藤喜文氏が初当選した。
【7月】来年就航の日本船籍最大クルーズ船「飛鳥III」に作品を展示する平松礼二さんの特別展が湯河原美術館で開催。
【8月】パリでパラリンピックが開催され、小田原出身の鳥居陽生(はるき)さんがゴールボール日本代表として初出場。金メダルを獲得した。真鶴町在住の高校3年生、森花菜(はなな)さんが県の「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」中高生部門で最優秀賞を受賞。森さんは移住促進や体験学習の事業化を目指していく。
【9月】旭丘高校出身の阿武剋(おうのかつ)関(阿武松部屋)が大相撲九月場所で新入幕を果たした。
【10月】衆議院議員総選挙が行われ、神奈川17区(小田原市、足柄下郡など)は牧島かれん氏(自民)が5回目の当選を果たし、新人の佐々木奈保美氏(立民)が比例代表南関東ブロックで復活当選した。小田原の山林を活用したアウトドア施設を運営する(株)T─FORESTRYが24年度農林水産祭の林産部門で最高賞「天皇杯」を受賞。林産部門の天皇杯受賞は同社が県内で初となった。
【11月】箱根町の公共施設が再生可能エネルギー由来の電力使用を開始。
【12月】箱根町のオーバーツーリズム対策として、同町観光協会とベンチャー企業がAI技術で混雑を避けた周遊プランを提案するHP「はこタビ」を公開。
24年も多くの出来事が地域を彩った。来年も地域の発展と活性に向けた取り組みが期待される。