夢前町で見つけたフクロウのヒナがかわいすぎる!大年神社の木に育まれる小さな命 姫路市
先日、取材で訪れた夢前町にあるお店『のんびり古家』の店主さんから、近くの神社にフクロウのヒナがいると教えてもらいました。フクロウのヒナといえば「エッホエッホ」と走る姿がネットミームとして流行ったばかり。「これは写真に収めたい!」と記者魂を刺激され、さっそく足を運んでみました。
フクロウのヒナがいるのは夢前町又坂にある『大年神社』(姫路市)です。
県道67号の姫路神河線から県道80号宍粟香寺線に入ります。
『ゆめさきの森公園』へは直進しますが、大年神社に行くときは右折します。
右に曲がったらそのまま道なりに。
右手には『のんびり古家』が見えてきました。そのまままっすぐ行くと左に入る道があるので、大きな木を目指して進みます。
鳥居が見えました。鳥居の横には大きなクスノキ。その隣にある桜の木の枝にフクロウのヒナが止まっているそうです。
ヒナがいる木の下には、ご近所の方や野鳥好きの方が集まっていました。フクロウのヒナは一日中、木の上でじっとしています。朝と夕方にはフクロウの親が餌を運んでくるそうです。その時間に合わせて野鳥ファンやカメラ好きの方もよく来られるのだとか。
親フクロウが餌を運んでくる瞬間には立ち会えなくても、ヒナの姿は拝みたい!葉が生い茂っているので、よく見えません。右に動いたり左にずれたりしていると、少しだけ姿が見えました。ご近所の方によく見える位置を教えてもらい、そっとカメラを構えます。
ふわふわしていてかわいい!もう少しよく見たいと思い、カメラを向けてがんばりましたが、これが限界でした。
フクロウのヒナは卵から孵って1ヵ月ほどは同じ場所にとどまり、親フクロウに餌を運んでもらうそうです。最初は親が小さくちぎった餌を食べますが、体が大きくなるとネズミやかえるなどを丸呑みできるようになります。丸呑みができるようになると巣立ちが近いのだとか。上手に羽ばたけるようになったら親フクロウと一緒に狩りの練習をして、秋には独り立ちします。
地域の方に見守られてすくすく育っているフクロウのヒナ。巣立ってしまうとさみしい気持ちになりそうですが、また来年、再来年とこの場所に小さな命が戻ってくるかもしれません。この里山で受け継がれていく命との出会い、また来年も楽しみにしています。
場所
大年神社
(姫路市夢前町又坂510)