寝ない子どもにはこれが効く! 先輩ママに秘伝の「ねんね対策」を聞いてみた
ママたちが実践した「ねんね対策」や、思わずモヤモヤしたエピソードをご紹介。頑張るママへの心強いエールも! 子どもの睡眠に悩むすべてのパパママへ、共感とヒントをお届けします。
「子どものねんね」に悩んだことのあるママは約8割(アンケート結果グラフ)「子どもの睡眠について悩んだ経験はありますか」という質問には、約8割のママが「ある」と回答。ママじゃないと寝ない、夜泣き、寝る時間が遅くなる……と、悩みの内容はさまざまですが、「ねんねの悩み」を抱えているママがたくさんいることがわかりました。
本記事では、ママが抱える「子どもの睡眠」の悩みをさらに深掘りします。実践した対策からモヤモヤエピソードまで、世のママたちの「ねんねとの格闘」と「秘伝の技」を一緒に見ていきましょう。
アンケート概況:
コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2025年1月31日~2月13日インターネット上で実施。有効回答数は112件。
試してみた! 子どものねんね対策とリアルな結果
「子どもの睡眠の悩みを解消するために試してみたことはありますか?」というアンケートには、多くの回答が集まりました。ママたちが試したねんね対策を、リアルな結果とともにご紹介します。
規則正しい生活&運動
……とにかく、日中は動く! 運動! 動く! で、体力消耗をはかり、お風呂の時間を寝る時間に合わせて設定。生まれたときからの習慣。夜、お布団に入ると寝るようになりました。
……どの年齢でも、規則正しい生活を心がけていました。1歳半前後からは日中外出をして太陽を浴び、身体を動かして、深い眠りにつくよう頑張っていました。結果は……よくわかりませんが、自己満足です。
とくに多かったねんね対策は、規則正しい生活と運動を心がけることでした。
「疲れたら寝る」という自然の流れは、意外と自然には起こらないものです。だからこそ、日中はしっかりと体を動かし、毎日決まった時間に布団に入るという流れを意識することが大切ですね。
ママも一緒に就寝
……1歳のころから寝かしつけをやめ、子どもと同じ20時ごろに就寝するよう生活リズムを変えた(ママのみ)。その結果、寝かしつけのストレスから開放され、自分の生活リズムも整った。子どもが寝ないのは相変わらずだったが、寝かしつけるのではなく子どもの隣で自分も勝手に寝るようにした。
……部屋の電気を消して自分も一緒に寝ることで解消した。自分は朝早く起きて、朝活するようにした。
寝てほしいのに寝てくれない……ならば、一緒に寝てしまおう、という作戦です。「寝かしつけてから自分の時間を過ごそう」と思っていると、寝てくれないことがストレスになってしまいますよね。
しっかり睡眠をとり、早起きをして自分の時間を確保できれば、ママのストレスはグッと軽減できそうですね。
ねんね対策は試行錯誤の連続。 写真:maruco/イメージマート
遮光カーテン
……寝つきが悪い時期には、寝室のカーテンを遮光カーテンに変えて真っ暗な寝室にして寝かしつけることで今までよりも格段に寝つきがはやくなった。
……遮光カーテンは高いけれど、いいものを買う価値がある。部屋の湿度、温度で子どもの睡眠の質が変わるのでそこに課金する。
ねんね対策として、遮光カーテンを取り入れたという声も。遮光カーテンは光を遮るだけでなく、室温の快適さを保つ効果もあるようです。格段に寝つきが早くなったという体験談もあり、試してみる価値はアリですね!
ベビーマッサージ
……生後半年~月に1回ベビーマッサージへ。よく寝るようになり、我が子をかわいいなと思うように。
……ベビーマッサージ(生後3ヵ月くらい)よく寝てくれるようになった。しかし、体力がつきはじめると、また寝なくなってしまった。最近(6歳)は、足裏をマッサージすると15分くらいで寝るようになりました。
ベビーマッサージは、すんなり寝てくれると同時に、コミュニケーションがとれるよい方法ですね! 年齢に関係なく、効果がありそうです。
BGM
……お昼寝をさせるときは新生児期から一貫して同じオルゴールBGMをかけている。安心するのか、これをかけるのとかけないのでは睡眠時間が明らかに違います!
同じ曲を流すというのがポイント。この音が聞こえたら寝る時間、と子どもが自然に認識できることは、安心感につながっているのかもしれませんね。オルゴールの優しい音色は、ママにとっての癒やしにもなりそう。
快眠&便利グッズ
……冬はフリースパジャマ、夏はひんやりシーツなど快眠グッズを取り入れてみました。効果はあったように思いますが、子どもが成長しただけという気もします。
快眠グッズを取り入れるという回答もありました。ママの頑張りで解決できない部分は、グッズに頼ることも大切です。ついでにパパママの快眠グッズも揃えちゃいましょう。
座談会に参加したママからは、こんな話を聞けました。
……食洗機やお掃除ロボットを買い足して家電をフル活用し、手を抜いて休むということをしていました。
子どもが寝てくれず、ママの睡眠確保が難しいときの対策法です。家電なら、遠慮は不要。家事の即戦力として、我が家も導入を検討したいと思います。
ねんね対策を講じるも効果がなかったという声も……
成功エピソードばかり読んでいると、うまくいっていないのは「自分だけ……」と感じてしまうかもしれません。ですが、「何をしてもダメ」という経験をしたママの声もたくさん寄せられています。
……規則正しい生活、昼寝の部屋を暗くする。昼間はとにかく活動! ネントレもしましたが、全敗でした。
……長男が8ヵ月のときに「ネントレ」の本も読み実践しましたが、泣きまくる子どもを放っておくことができず断念。
子どもの睡眠に関する悩みは十人十色。効果があるとされる対策も、我が子には効果がないこともめずらしくありません。
……2歳くらいのときに、日中たくさん体を動かそう! と、公園で遊んだり散歩したりと頑張った。が、子どもの体力がついてむしろ寝るのが遅くなった(笑)。
まさかの、ねんね対策が逆効果になったという声も! 体力がつくことも成長過程として喜ばしいことですが、「違う、そうじゃない!」というママの声が聞こえてきそうです。
こんなことを言われた! 「ねんね」モヤモヤエピソード集
つづいては、アンケートに集まった「ねんね」にまつわるモヤモヤエピソードをご紹介します。
「まだ寝かせてないの?」
……寝かしつけに2時間以上かかってもおめめぱっちりで寝る様子がなく、寝かしつけをいったん諦めて、放置していた家事をやっていたところ、帰宅した主人がひとこと「まだ寝かせてないの?」
2時間もかけて寝かせようと頑張ったあとの、この一言はつらいですね。寝ていない我が子を見て、「何かあったのかな?」と優しい一言があればママも救われるのですが……。
「寝かそうとすると余計寝ないのよね」
……義実家で、私が子どもを寝かしつけしていると子はギャン泣き。義母から「寝かそうとすると余計寝ないのよね」と言われ、無理矢理寝かそうとしてるって言いたいのか? とモヤモヤした。
寝かせてなくてもダメ、寝かそうとしてもダメ。一体どうすればよいのでしょうか……。
「お母さんのメンタルが子にも影響するよ」
……実母から、「疳(かん)の虫が強いんじゃない? 薬を飲ませたら?」「お母さんのメンタルが子にも影響するよ」と、言われて嫌なことをフルコンボで言われたこと。
実の親であるからこそのストレートな意見に、モヤモヤしたママの回答です。疳(かん)の虫とは、子どもの癇癪(かんしゃく)のこと。娘であるママのことを思い、アドバイスをしてくれているのかもしれませんが、その言葉が重く感じてしまうこともありますよね。
(やっとの思いで寝かしつけたあとに)「よく寝てるね」
……里帰り中にやっとの思いで寝かしつけた直後、大きな足音を立てて近づいてきた理解のない実父から、「よく寝てるね」と言われた。実際には今までずっと寝ていたわけではなく、今やっと寝たばかりだったのに。
お父さんも悪気はないのでしょうが、やっとの思いで寝かしつけたところに、無邪気に言われるとモヤモヤしますよね……。
寝かせるまでは大変だけど、寝顔は天使。 写真:アフロ
頑張るパパママに届けたい! 先輩ママからのエール&アドバイス
最後に、先輩ママたちから寄せられたエールとアドバイスを紹介します。
……子どもの個性なので、悩まないで! パパは起きないのに、ママは目が覚めるその能力こそもっと称賛されるべき!
すべての頑張るママに届けたい! 子どもを全方位からサポートするママは本当にえらいんです。
……ご自身を1番に、大切にしてほしいです。母親が倒れたら、家庭は回りません。手遅れになる前に頼れる人・物は遠慮なく、躊躇せず頼ってよいです。
こちらは思わず深くうなずいてしまったエールです。ママはついつい自分を後回しにしてしまいがちですが、自分を大切にすることが、結果的に子どもにもいい影響を与えるのかもしれません。
現在進行形で、子どもの睡眠と向き合っているママからの声も寄せられています。
……頼むから一人で寝られるようになってくれー! ネントレしておけばよかったー! と思う日もたびたびあるのですが、子どもとこんなに顔を寄せ合って寝られるのは今だけだから……と自分を慰めています。同じ悩みを持つみなさん、がんばりましょう……。
……まだエールを送れる段階にいませんが、いつか一人で寝るようになったとき、きっと子どもの寝息を聞いていた時間を懐かしく思える日が来ると思っています!
睡眠の悩みは、成長とともに少しずつ解消されていくことが多いようです。心が折れそうな日もありますが、「懐かしく思える日」が来ると思うと、少し気持ちが軽くなりますね。
焦らなくても大丈夫。すんなり眠れるその日まで……!
「ねんねの悩み」は、ママの頑張りだけでは解決が難しいことも多く、その試行錯誤の様子が伝わってきました。先輩ママたちが教えてくれた対策を取り入れることで、少しでも悩みが軽減されるかもしれません。ぜひ試してみてください。
ときにモヤモヤする言葉を耳にすることもありますが、自分と子どものペースを守ることが大切ですね。みなさんにはいち押しの「ねんね対策」はありますか?
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります(明らかな誤字等は修正のうえ記載)。
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
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