御座の磯で口太44cm筆頭にグレ2桁釣果【三重・志摩】ゲストにイシダイも顔出し
年が明けてまだ顔を出していなかったのが、三重県志摩市御座の磯。風や波に弱い面はあるが、何とか寒グレシーズン中にと虎視眈々(こしたんたん)と良い日を狙っていた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・大道勝彦)
御座の磯で上物釣り
三重県志摩市御座の磯では1月終盤には、尾長中心に40cmオーバーが5~6匹というすごい釣果も出ていた。
2月25日は風も弱く波も穏やかな天気予報となり、クラブの吉武さんを誘って御座の大伸丸へ釣行した。
吉武さんは潮が流れて水深のある磯を希望したので、三角を勧める。私は得意の平島へ。
平島は割と広いが低い磯で波や風、潮位によっては上がれない日も多い。だが上がりさえすれば好釣果に恵まれることが多く、ここで結構40cmオーバーを釣っているし、52cmが出たこともある。
当日の仕掛け
当日のマキエは、オキアミ生4.5kgにグレパワーⅤ9徳用、グレベストの配合。
サオはがま磯グレ競技スペシャルⅣ1.25号5.0m リール2500番、ミチイト釣研プロト道糸X2号、ハリスは釣研プロトハリスⅩ2号、ウキが釣研ゼクトSR・B、釣研潮受ウキゴムM、ハリはくわせグレ5号、ウキ下3ヒロの半遊動仕掛けでスタートした。
口太グレ44cm登場
まずは南向きから攻めるが、パッと見て右のポイントよりも左のチョボとの間が良い感じに見えたので、そちら向きから始める。あちこちシモリやハエ根があるが、チョボとの間が一番深くなっている。
10投目くらいだろうか、浅い磯際近くでナジんだときにウキがシュッと入る。アワせるとズーンという重みで強烈に締め込み、シモリやハエ根だらけの中をギュンギュンと走りまくる。このヒヤヒヤは御座ならではだ。浮かせるとまぎれもなくグレ。でっぷりした口太44cmだ。
釣友は良型イシダイキャッチ
ハリスを交換して再開すると、何も釣れなくなってしまった。徐々に干潮で潮位が下がり、高島側の低い所に立てるようになってきた。ここは磯際からストンと深くなっており、そちらへ移動して仕掛けを入れる。
3投目でシュパッとウキが入る。これも強烈に締め込むが、先ほどよりやや軽いか。浮いてきたのは37cmのグレ。この時点でカワハギも2匹ゲットしており、まずまずの釣果。
吉武さんも大きくサオを曲げ、何やら黒い大きな魚をタモに入れている。クロダイかと思ったら、何と50cmのイシダイとのことだった。
深場でグレ38cmヒット
10時半の潮止まりを迎え、やや潮流が変わりだす。南側だと当てている感じで仕掛けが出ていかないし、エサも取られない。
ここで北側へ移動。北西側は払い出しが強すぎて仕掛けが入っていかない。潮も北向きに流れだしたのか、仕掛けが弾かれてしまう。
北向きは何の変哲もないポイントだが少し深くなっている所があり、案外グレが出る。船頭によると穴があるらしい。
しばらくやっていると、ボラが集まってきた。そしてカワハギ、ブダイが釣れた。グレはいないのか。
フグのようなアタリでエサが取られる。そこで見えなくなるまで待って、待って、待って、アワせるとガツーン。これはグレだ。また40cmオーバーかというくらい引いたが、ひと回り小さいか。それでも38cmとまずまずのグレだった。
徐々に潮が上げてきてザワザワしてきた。長島側の水道にはブダイが何匹も見える。平島は低いので、波をかぶって磯にいられないのが残念だ。
後半は湾内で数釣り
吉武さんは疲れてギブアップ。私はボーグイへ磯替わり。ここで最終5時までやることに。ボーグイは湾内磯だが、35cmくらいまでならグレが出ているという。30cmクラスを7匹そろえて10匹に目標を設定した。
ウキをゼクトSRのG2に交換。2.5ヒロから始める。最初は気配がなかったが、徐々にグレが出てきた。コッパは少なく、釣れれば30cmクラスだ。15分に1匹くらいのペースで釣れただろうか。尾長も交じった。
ボーグイでは2時間の釣りで30~34cmのグレを7匹キープ。合わせて当日の釣果はグレ30~44cmを10匹。40cmオーバーを含めた2ケタを達成でいた。お土産のカワハギも4匹だった。
<週刊つりニュース中部版APC・大道勝彦/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年3月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。