【北海道の天気】今週前半はヒンヤリ、後半は…6月4日(火)からの週間天気予報/気象予報士執筆
あす6月4日(火)の北海道の天気予報と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお届けします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
きょう3日(月)は冬日の最後の日…今週の傾向は
けさは晴れて、上空の寒気の影響も合わさって、冷えました。
きょうの気温を振り返ると、最低気温は帯広や北見など道東方面の内陸で5度前後。
十勝の上士幌町糠平では-0.4度まで下がりました。
日中も日ざしが少なくヒンヤリして、雨が降った函館は14.0度と4月下旬並みでした。
きょう6月3日は、過去30年の平均で見ると、道内どこかで冬日、最低気温0度未満を観測するシーズン最後の日なんです。
なのでこの時期に、どこかでマイナスの気温になってもおかしくないんです。
ことしはサクラ前線も暑さも早く来たので、感覚が変わっているかもしれませんが、やはり、6月に入っても冷えるんです。
今週の傾向です。
今週前半はまだナツさんと寒気くんが仲良しで、物足りない気温が続きますが、後半になると暖気くんと手をつないでます。
ナツさんの顔も元気になって、暑くなりそうです。
札幌を例に、今後の予想気温を見ると、木曜の朝まで気温は平年並みか低め。
木曜の朝まで、内陸では0度くらいまで下がるところもあるため、霜に注意が必要です。
木曜の日中以降は、気温が上がり、週末は25度以上の夏日になりそうなので、暑さ対策が必要です。
4日(火)の天気と気温
あすの天気と気温です。
日が差しますが、ところどころで通り雨があるため、晴雨兼用傘があると安心です。
気温はきょうと同じくらいで、日が陰るとヒンヤリします。
根室の最高気温は、きょうより5度低い10度で、4月並みでしょう。
あすの時間ごとの天気、道央・道南からです。
日中は晴れ間がありますが、早朝は道南方面で、夕方以降は中山峠など道央の内陸で、雨の降る時間があるでしょう。
道北・空知です。
昼頃にかけて晴れますが、午後は大気の状態が不安定になり、富良野など内陸でにわか雨。夜は稚内など海岸部で雨が降るでしょう。
道東・オホーツク海側です。
朝は太平洋側で小雨や霧雨の降るところがあるでしょう。日中はオホーツク海側を中心に日が差しますが、最高気温は平年より低く、ヒンヤリします。
週間予報
週間予報、日本海側とオホーツク海側からです。
5日(水)も、日中は内陸を中心にところどころで雨が降ります。
6日(木)以降は広く晴れて、旭川や北見でも週末は夏日になりそうです。お祭り期間中もまずまずの天気になりそうです。
太平洋側です。
5日(水)は千歳周辺や道東でも、にわか雨のおそれがあります。
6日(木)と7日(金)は日差しに恵まれ、徐々に寒さも解消するでしょう。
4日(火)の朝昼晩の天気
あすの札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
日ざしが出ると少し暑く、日陰ではヒンヤリするので、調節しやすい服装がおすすめです。
風は極端に強まることはありませが、ポプラの綿毛がフワフワと飛びそうです。
夜9時以降は雨のぱらつくことがあるでしょう。
※3日(月)午後5時時点の情報です。
最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「お天気コラム」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
編集:Sitakke編集部IKU