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体験者の声に耳傾ける がん啓発企画に約100人

タウンニュース

参加者の前で自身の体験談を語った丸橋さん(ステージ向かって左)

9月は、がん征圧月間――。アピタテラス横浜綱島で9月8日、港北区福祉保健課が主催する女性のがんについて考えるイベントが開催され、約100人が来場した。

ゲストとして登壇したのは、港北区在住で乳がん経験者の丸橋真生さん。31歳子育て中に受けた告知から手術、リハビリなど、自身の体験に触れるとともに、早期発見の大切さを説き、「一人でも多くの方の参考になれば。ぜひ自分を一番にする日を設け、検診を受けて」と呼びかけた。

丸橋さんの話が終わると会場は大きな拍手で包まれた。終了後のアンケートでは、「(がん体験者の)生の声を聞けてよかった」「(この日の話を)家族に伝えたい」などといった感想が寄せられた。

丸橋さんは「インスタグラムの事前告知に対して『(会場に)行きたい』とのメッセージもいただいた。(乳がん早期発見の大切さを)地元で多くの方に訴えられてよかった」と話していた。

国立がんセンターの発表によると、一生のうちに乳がんと診断される女性は約9人に1人と推計され、早期に発見し治療すれば9割以上が治る病気とされる。

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