実は受賞者はわずか4名のみ! ジュリアン・マブンガ、富樫勇樹、河村勇輝…歴代タイトルホルダーで振り返るBリーグの歴史!〈歴代アシスト王②〉 【バスケ】
Bリーグ歴代アシスト王②
開幕9シーズン目を迎えた国内プロバスケットボール・Bリーグ。今やその人気はプロ野球やJリーグといった“メジャースポーツ”にも引けを取らないレベルまで到達し、強豪クラブのチケットは入手困難になるほど。『ラブすぽ』では今回、そんなBリーグの歴史を過去のシーズンアシスト王とともに振り返ります!
【全2回の第2回】
2020-21シーズンアシスト王
ジュリアン・マブンガ(富山グラウジーズ)
【STATS】
53試合出場、平均20.7得点、7.3リバウンド、7.4アシスト、1.0スティール
このシーズン、京都ハンナリーズから富山へ移籍したジュリアン・マブンガ選手は、新天地でもオールラウンダーとして活躍。1シーズンで7度のトリプルダブルを達成し、2シーズンぶりにアシスト王のタイトルを手にしました。富山には過去二度、アシスト王を獲得している宇都直輝選手も在籍していましたが、マブンガ選手の「支配力」は移籍先でも健在。富山は2シーズンぶりのプレーオフ進出(東地区4位/ワイルドカード)も果たしています。
2021-22シーズンアシスト王
富樫勇樹(千葉ジェッツ)
【STATS】
45試合出場、平均13.4得点、6.4アシスト、1.3スティール
Bリーグの「顔」とし活躍を続けていた富樫勇樹選手が2年ぶりにアシスト王に返り咲き。このシーズンはフィールドゴール成功率38.4パーセントとやや苦しんだものの、代わらぬ高いパス能力でチームを三度目のB1東地区優勝に導く原動力となりました。
2022-23シーズンアシスト王
河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
【STATS】
52試合出場、平均19.5得点、8.5アシスト、3.4リバウンド、1.5スティール
事実上のルーキーイヤー&22歳の若さでアシスト王に輝いた河村勇輝選手。平均8.5アシストはリーグ史上最高タイの数字であり、スピードと視野の広さを活かしたプレーでチームを牽引。アシスト王だけでなく新人王、シーズンMVP受賞とまさに「メモリアル」なシーズンに。たった1シーズンで一躍Bリーグのトッププレイヤーに踊り出しました。
2023-24シーズンアシスト王
河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)
【STATS】
56試合出場、平均20.9得点、8.1アシスト、3.0リバウンド、1.1スティール
横浜BCの河村勇輝選手がルーキーイヤーから2年連続でリーグアシスト王を受賞。平均8.1アシストは前シーズンにこそ及びませんでしたが、抜群のパスセンスとゲームメイク能力でチームの柱としてプレー。また、平均得点も20・9得点と日本人トップをマーク。河村選手はシーズン終了後、パリ五輪を経てNBAへと旅立ちましたが、「Bリーグラストシーズン」にふさわしいスタッツを残してくれました。
文・花田雪