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【私、この店、大好きなんです】人よし、居心地よし、魚も蕎麦もさらによし(福岡市・六本松)

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ごくつぶし店内

福岡市内の食べることが大好きな50人が、自分が愛してやまない店について書いている「私、この店、大好きなんです」シリーズ。今回はウェブデザイナーの西方良昭さんが六本松の居酒屋「魚ヲ朴葉ル ごくつぶし」について書いてくださいました。

 博多区での会食が終わり、2次会も近辺ですませた後、帰路についていた深夜1時、友人たちとタクシーで六本松に帰っていたところ、〆が食べたくなった。
 そんな"〆たがり"の私に無理やり付き合ってくれる経営者仲間のえみこさんが、「蕎麦じゃない?」と囁いてくれた。六本松に深夜まで開いていて、蕎麦が食べれるお店なんて……半信半疑でお店の前にタクシーをつけると確かに電気がついている。入口からは8席ほどのカウンターが見えた。カウンター好きな私にピッタリなお店の雰囲気。メニューを開くと、蕎麦から、焼き魚、お豆腐、火鍋まで……バリエーション豊富なメニューの数々と、日本酒と焼酎の種類の多さに驚いた。

 カウンターではちょっとチャラめな店長が話しかけてくれた。店員はまだ青春してそうな若者たちで、今日の賄いを何にするかで盛り上がっている。賄いを大切にするお店に悪いお店はない。会話が弾んだところで、「ざる豆腐」と「だし巻き玉子」が登場。「ざる豆腐」は、醤油はもちろん、お塩を付けて食べるスタイル。程よい甘さと濃厚なお豆腐にたまげた。「だし巻き玉子」は、これまた程よい甘さと、ふわとろな玉子にたまげた。私は出汁にはうるさい。甘過ぎても嫌だし、そこそこの深みがないと自分好みではない。出汁が活きてます、このお店。

 そろそろ本当の〆をしようとしていたところに、目当ての「もり蕎麦」が"私こそが、主人公です"的な存在感を放ちながら登場した。これが深夜でも食べられる(大盛り)もり蕎麦か! 麺はつるっとして、出汁が活きているこのお蕎麦は、今日も頑張った自分を称えてくれたようなそんなお蕎麦で、あまりのおいしさに、結局2杯食べてしまった。
 エンターテイメントを深夜まで楽しませてくれるこのお店は、六本松の駆け込み寺みたいなものだ。

魚ヲ朴葉ル ごくつぶし
福岡市中央区六本松2-15-16成清ビル1F
092-202-2791

西方良昭
福岡の大手門でホームページを作るデザイナー。最近始めた茶道とヨガに、奮闘中の毎日。

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