<介護は近居嫁が……?>募るイライラ「薄情なヤツばっか!」感情のまま義兄嫁を攻撃【まんが】
私はミチル。夫のシュウと息子と3人で暮らしています。最近、義母が病院で衝撃的なことを言われたそうです。なんと「大病の可能性があるから精密検査を受けるように」と……。義母本人はもちろんのこと、私や夫もショックを受けてしまいました。しかし、くよくよしてばかりはいられません。私たち夫婦は義母のサポートをすることに。夫は遠方に住んでいる義兄に連絡。しかしこの連絡がキッカケで、私はモヤモヤすることになってしまうのでした。
それからすぐに義母は精密検査を受けることに。結論から言うと、疑われていた大病ではないとのこと。しかし医師から「通院は続けたほうがいい」とアドバイスをされ、それから私は頻繁に義母の通院に付き合うようになりました。
パートと、付き添いと、義実家の家事の手伝いと……2か月があっという間にすぎました。たまった疲れと不満の矛先は、夫に向かいます。
久しぶりに大ゲンカになった私たち。夫は自室にこもってしまいました。私はイライラがおさまらず、1人で悶々としています。
今度は義兄夫妻にムカムカしてきた私。怒りのボルテージがどんどん上がってきてしまいます。義兄の連絡先はわからないのですが、義兄嫁とは以前連絡先を交換しました。メッセージ画面で、私は感情のままに文章をつづっていきます。
病院で「大病の可能性がある」と指摘された義母。精密検査の結果、疑われていた大病ではないと診断されたものの、定期的な通院が必要となりました。 それに伴って義母の通院の付き添い、義実家での家事を私が担うことに。 義両親は感謝の言葉を伝えてくれますが、夫は「私がやって当たり前」と考えている節があって腹が立ちます。私のイライラは膨れ上がり、遠方の義兄夫妻にも向くようになってしまいました。 いくらなんでも、義母のことを全く気にせず、こちらにばかり負担を押し付けているのは、薄情だと感じてしまいます。
義兄嫁が夫に告げ口!?「被害者はワタシ」直接対決スタート
私は夫にまで話が届いたことにやや驚きましたが、冷静を装って返事しました。
私は心の底からモヤモヤしてしまいました。ひょっとしたら義兄たちと顔を合わせるなり、以前送ったLINEのように強い言葉が出てきてしまうかもしれません。しかし会わないという選択肢はないでしょう。言いたいことはたくさんあるのですから。
週末になると、約束通り義兄たちが義実家にやってきました。義兄たちは義両親とある程度の話をしたあと、今度は私たちと話すことになりました。話し合いのあいだ、子どもたち3人には別室で義両親と一緒に遊んでいるよう言っておきました。
義兄たちが何か言う前に、私は口を開きました。
私は夫をじろりと睨みました。もちろん私の言葉はまだまだ止まりません。義兄たちは黙って私の話を聞いています。
どうやら義兄嫁は、私の夫にLINEのことを告げ口したようです。私もなかなか強い言葉で批判したので、ひょっとしたら「こんなLINEを送ってくるなんてひどい!」と泣きついたのかもしれません。 でも……本当の被害者は私です。だって実際に義両親のために動いているのは私なのですから。 この機会に大人4人できちんとした話し合いをしようと思ってます。
【義姉の気持ち】理解できない!義弟嫁に「薄情」と言われた私
私はタエ。夫のテツヤと息子2人と一緒に暮らしています。私たち家族は義実家から遠方に住んでいて、義両親と会うのは年に数回のみ。しかしとても親切にしてもらっているので、子どもたちも義両親のことが大好きです。さてそんなある日、義弟から夫に連絡が入りました。どうやら義母の体調が芳しくないとのこと。私たち家族としてはとても心配ですが、状況がわからないうえに遠方のため、すぐに駆け付けるわけにもいきません。とても歯がゆいです……。
私は驚いてしまいました。最後に会ったのは半年ほど前。そのときの義母はとても元気そうだったのに……。
何かしたくてもわが家は遠方ですし、きっと今はデリケートな時期だから「今は何もしないで」と釘を刺されてしまっては、勝手に動くことができませんでした。
私たちが連絡したところで余計に嫌な気持ちにさせちゃうかも……と思いながら、しばらく過ごしていました。
何もできない状況にヤキモキしながらも、私は自分を無理やり納得させました。それから2か月が過ぎました。シュウさんから連絡が来る気配は一向にありません。
テツヤにそう言われて、私はそれ以上何も言えませんでした。
さてそれからまた少し経ったある日のこと。義弟嫁であるミチルさんからLINEが来ました。「ひょっとしてお義母さんのこと!?」と慌ててスマホを開くと、そこに書いてあったのは……。
結婚当時から良くしてもらって、ずっと慕っていた義母に「大病の可能性がある」と聞いてショックを受けてしまった私。 しかし義実家と近居の義弟から、「何かあったらこちらから連絡するから、今は何も行動を起こさないで」と念を押されて何もすることができませんでした。 しかしそんなある日、義弟嫁から連絡がきてビックリ。なんと「義母が大変なときに連絡もしてこないなんて薄情」という内容だったのです。 私は困惑しました。行き違いが生まれているようなので、きちんと話ができればと思います。
【私の気持ち】義兄嫁は敵じゃなくて味方だった⇒嫁同盟「介護は実子が!」
私は怒りが爆発し、怒りのLINEを義兄嫁に送信してしまいました。するとそれに反応してか、ようやく義兄夫妻がこちらに来ることになったのです。この際、言いたいことをとことん伝えたいと思います。
夫が黙ると、義兄嫁が代わりに口を開きました。
「今は何もしないで」「こちらから連絡があるまで待ってて」という、その言葉を鵜呑みにしてしまったのだそう……。何が起きてるかもわからないから、あまりこちらから刺激しないほうがいいのかもしれないと思っていたと言います。
深々と頭を下げる義兄夫妻。私が想像していた様子とはまったく違いました。
私は冷静な気持ちになれて「あ……頭を上げてください! 私もちょっと言いすぎました。すみません」と謝罪しました。
義兄嫁は敵ではなく、味方だったのかも……怒りでいっぱいだった心に余裕ができて、ようやく義兄嫁の言葉を飲み込めました。
4人で今後のことをきちんと話し合いました。結論としては、私たち2つの家庭でお金を出しあってサポートをお願いすることになりました。 もちろん突発的なことには、近居かつ動きやすい私が対応する予定です。きっとそのくらいならば、少なくとも今より負担はグッと減ることでしょう。 改めて考えてみると、私のLINEはとても感情的で、反省するところが多いです。 しかしその結果こうして現状が変わったところもあるので、我慢しなくてよかったとも思います。これからは義両親とも義兄家族とも、よりよい関係を築きたいです。