最先端のデザインの感性と世界観に触れる、ギンザ・グラフィック・ギャラリー特別展【2025 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展】開催
毎年、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が主催する「亀倉雄策賞」と「JAGDA新人賞」の発表展覧会が本年は7月15日より開催される。
年鑑『Graphic Design in Japan 2025』から選出された2つの賞を、受賞作を中心に、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で同時に紹介しているが、同ギャラリー1階では亀倉雄策賞を受賞した林 規章氏による個展を開催。独自の幾何学的なスタイルを貫きながら、20年にわたり毎年制作されてきた女子美術大学・大学院の学生募集のためのポスターシリーズを展開する。地階では、JAGDA新人賞2025を受賞した城﨑哲郎氏、サリーン・チェン氏、松田洋和氏の受賞作品および近作を、一堂に紹介。4氏の織りなす世界観が堪能できる。
▲林規章教育機関の学生募集ポスター「女子美術大学大学院/3年次編入/短大専攻科学生募集」女子美術大学
▲サリーン・チェンショップ&ギャラリーの企画展のブランディング「Crystalline」アワフェイバリットショップ
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)とは。
1978年設立。約3,000名の会員を擁するアジア最大規模のデザイン団体として、年鑑『Graphic Design in Japan』の発行や展覧会・セミナーの開催、デザイン教育、公共デザインや地域振興への取り組み、国際交流など、デザインによるコミュニケーション環境の向上のために様々な活動を行っている。年鑑出品作品の中から、毎年選出している「亀倉雄策賞」「新人賞」の受賞記念展を、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京・銀座)にて同時開催される。
https://www.jagda.or.jp
亀倉雄策賞
日本のみならず世界のデザイン界に影響を与えた亀倉雄策(1915–97)。その業績をたたえ、グラフィックデザインのさらなる発展をめざし1999年創設された。毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して贈られるデザイン界の権威ある賞。グラフィックデザインの芸術性、本質を追求した亀倉の遺志を尊重し、普遍性と革新性をもったグラフィックデザインを顕彰している。第27回の受賞作品は、女子美術大学・大学院の学生募集のために、20年前より毎年制作されてきたポスターシリーズの最新作。JOSHIBIの「J」の形をモチーフに様々な表現が試みられてきたもの。「一貫して独自の幾何学的なスタイルを続けながら、その中で表現を研ぎ澄ませてきた」「女子美という軸を持ちながら、個性の輝きを失わずに、シンボリックな抽象性が発揮されている」「安定した造形力とキャラクター感に加え、毎年新鮮さがある」など、高く評価された。
JAGDA新人賞
毎年、『Graphic Design in Japan』出品者の中から、今後の活躍が期待される有望なグラフィックデザイナー(39歳以下)に「JAGDA新人賞」を授与している。この賞は1983年来、デザイナーの登竜門として、いまや第一線で活躍する128名のデザイナーを輩出し、デザイン・広告関係者の注目を集めてきた。43回目となる今回は、新人賞対象者127名の中から厳正な選考の結果、城﨑哲郎、サリーン・チェン、松田洋和の3氏が選出された。「今回の受賞者は、それぞれの経験値に裏付けされた鮮度、また一つ一つの仕事に静かに丁寧に向き合っている眼差しが共通して感じられる」「ここ数年の新人賞のトーンとは違う、やや大人びた印象を受けた」といった選考委員の声が寄せられた。
2025 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展
会期:2025年7月15日(火)~8月27日(水)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビルF・B1
開館時間:11:00~19:00
休館日:日曜・祝日
入場料:無料
お問い合わせ:03-3571-5206
【ギンザ・グラフィック・ギャラリー|公式サイト】https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/