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「釣り場のゴミ問題はメディアの責任も大きい?」今すぐできることを【オレ流】でやろう

TSURINEWS

釣り場のゴミ(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

釣り場のゴミ問題。釣りをする人口が増えれば増えるほど、皮肉にも釣り場はゴミで溢れて汚れる。そしてこの状況が続けば禁止区域が激増し、釣りそのものに未来はなくなってしまう。これが、釣り人と釣り場における昔から現代へと続く大きな課題だ。では、いったい何が問題で、我々釣り人は本当に何もできないのだろうか?この記事ではそこに切り込んでみたい。

何が問題なのかを知らない

まず、「釣り場へゴミを捨てて何がいけないのか」これを考えないと何も始まらない。釣りをする場所は色々あるが、街中よりも自然環境に近く、当たり前だが生き物も多い。しかし、魚や鳥に直接何かしたわけでもないし、陸に捨てたゴミなら川や海を汚染してはいない。そう思いがちだが、実はけっしてそうではない。

釣り場は生き物に近い(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

川が汚染されればやがて海も汚染され、プランクトンから魚にダメージが及び、最後にそれを人間が食べるとすると、そのゴミ捨てが人間の生活に全く関係ないと言えるだろうか。自分に影響はなくても、自分の子供はどうだろうか。そう、釣り場へのゴミ捨ては「未来の自分のために」他人事ではないと重く考えなくてはいけないのだ。 

川はやがて海へ繋がる(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

メディアの責任は大きい

コロナ禍の密を避ける遊びとして、雑誌やテレビなどのメディアが大きく釣りを取り上げた。情報発信とは難しいもので、それが良い面と悪い面を生んでしまったのも事実だ。その点で釣りメディアの責任は大きいと感じる。

筆者もメディアで情報を発信する側なので色々考えさせられるが、釣行記事を書くたびにこれで良いのかと自問自答をしている。釣りメディアに関わる以上、曖昧に発信するのは無理だからだ。だからこそ、釣行記を始めとする記事には大きな責任を持って発信しなくてはいけないと常に感じている。

どうやって捨てたのか?(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

オレ流でできることを現場から

では、釣り人側でできることはないだろうか。少しくらいゴミを拾っても本当に意味はないのだろうか。これについては様々な考えがあると思うが、ここで「ゴミは無視して釣りだけを純粋に楽しみましょう」などと書いてしまったら、それこそ釣りに未来はなく無責任だ。自己満足や偽善と呼ばれても、現場で行動をした者がカッコイイのだ。

つまり「オレ流」こそ、楽しく釣りができる未来を作ると信じたい。釣り場にゴミがあればできる範囲で拾う。自分の出したゴミは、例え糸くず一つでも持ち帰る。簡単なことだ。これをして何かが変わるわけではないが、そんなことを考えているより、自分の目の届く範囲の釣り場をとりあえずキレイにしてみる。そうすれば景色も意識もきっと変わるはずだ。

植物も釣り場の生物(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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