女子野球 世界一、周りに支えられ 向丘中出身 清水美佑投手
今年7月から8月にかけカナダで開かれた第9回WBSC女子野球ワールドカップ・ファイナルステージ。向丘中出身の清水美佑さん(26)が、決勝の米国戦に先発投手として出場し、日本の大会7連覇に貢献した。「両親や応援してくれた人の支えが力になった」と感謝を口にする。
兄の影響で、7歳から野球を始めた清水さん。すぐに投手としてマウンドに立つようになったという。中学生の最後に、女子選手だけで試合をする機会があり、そこで同じ気持ちでプレーする女子選手と出会い野球の楽しさを実感。その後も女子野球部のある高校に進学、大学でもプレーを続け、現在は読売ジャイアンツ(女子)に所属している。今大会は選出を辞退した選手の代わりとして6年ぶり代表復帰。長年代表を目指し取り組んできた成果を発揮し、大会ベストナインにも選ばれた。
市長を表敬訪問
清水さんは9月17日、同じ日本代表で川崎市出身の田中美羽さんと2人で川崎市役所を訪問し、福田紀彦市長に優勝報告を行った。
清水さんは「川崎の女子野球は昔から盛ん。そうした環境があったからこそ、今の活躍に繋がっている」と伝えた。