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定期的に現れる〝勘違い客〟に届け...埼玉・鳩ヶ谷駅が注意喚起 「違う、ここじゃない」

Jタウンネット

画像提供:埼玉高速鉄道

「青海駅」は東京都区部の東側・江東区にあるけれど、「青梅駅」は多摩地域の北西部・青梅市にある。「霞ケ関駅」は東京・千代田区にあるけれど、「霞ヶ関駅」は埼玉県川越市にある。


【画像】鳩ヶ谷駅が「呼びかけ」、小川町駅や青梅駅にも類似ポスター


ウッカリ勘違いすると大変になことになってしまう「名前が似ている駅」というのは、いくつか存在する。今まで何人ものが、どちらかの駅で〝絶望〟を味わってきたはずだ。

そして、ココにもまた一つ、〝絶望〟の歴史を感じさせるポスターが......。

埼玉高速鉄道(本社:埼玉県さいたま市)の駅、鳩ヶ谷駅。その構内に掲示されているポスターでは、埼玉スタジアム線の公式キャラクター「たまさぶろう」が普段はしていない黒いサングラスを身に着け、こんなメッセージを発信している。

「違う、ここじゃない」

そして、たまさぶろうの脇には「C/W:幡ヶ谷で5時(今から間に合うかな?Version)」というカップリング曲(?)の紹介、足元には「ここは鳩ヶ谷駅です。幡ヶ谷駅(東京都渋谷区)ではありません!」という注意喚起が。

鳩ヶ谷(はとがや)と、幡ヶ谷(はたがや)。たしかに読み方もパッと見の字面も似ていて紛らわしい......実際に、間違えて降りてしまった人がいたりしたのだろうか。

Jタウンネット記者は2025年1月27日、ポスター掲示の経緯について、埼玉高速鉄道に話を聞いた。

開業当初から「間違い」はあった

取材に応じた同社鉄道統括部の金泉英明さんによると、話題のポスターは2024年3月下旬から、鳩ヶ谷駅の改札口付近に掲示されているものだ。

「鳩ヶ谷駅」と「幡ヶ谷駅」を間違える乗客は、同社線が開業した2001年当初から定期的に見受けられていた、と金泉さん。

「そのため、目を引く表現でお客さまに周知することで、お間違えになるお客さまが少しでも減少することを願って本ポスターを制作いたしました」(金泉さん)

同社の狙い通り、見かければ思わず二度見してしまいそうなポスターに、X上ではこんな声が寄せられている。

「まぎらわしー!」 「もっと早く言ってよぉ~、になりそう」 「見間違う系はすべて『ここじゃない』を教えてほしいです」 「外国人むけに、ローマ字表記も併記しておかないとw」

まあ、このポスターを見た時にはもう着いてしまっているわけだが......。とはいえ、幡ヶ谷駅に行くための乗り換えルートを教えてくれるのは、ありがたい。

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