川崎市 里山保全目指し協定締結 麻生区のアジア航測(株)と
川崎市は2月5日、アジア航測(株)(麻生区万福寺/畠山仁代表取締役社長)と、真福寺谷特別緑地保全地区(麻生区)の里山保全活動に関する協定を締結した。
里山の保全を目的に企業、教育機関と連携し、実践的な管理を行う「かわさき里山コラボ」の一環。2013年度に始まり、今までに7カ所9者と協定を結んできた。
今回は、重点事業の一つとして森林・環境事業を掲げている同社が、協力を申し出たことから実現。市担当者は「測量、環境調査のプロの技術を保全活動で生かしてもらえる。市内の他の里山活動に生かすなど、さらに連携していければ」と期待を寄せる。
市と同社は、締結に先立ち、緑地の環境調査を行い、どのように管理を行うのかを計画。下草刈りなど保全に必要な作業を同社の社員が行ってきた。昨年11月に、里山コラボ事業としては初となる、地域と連携した活動を実施。社員と共に、近隣住民が里山の整備を行った。
5日には市役所本庁舎で協定締結式が行われた。畠山社長は「業務で培った技術を存分に生かし、社員や地域の方、隣接する真福寺小学校の児童も楽しんで活動できる里山を目指す」と意気込みを語った。