「週6でターリー屋に行く」という熱狂的ファンに通う理由を聞いたら目からウロコな答えが返ってきた
「インド定食ターリー屋」といえば、関東を中心に店舗展開するカレーチェーン。全国に店があるわけではないから知らない人だっているだろうが、すごく簡単に言うとインド感強めのカレーチェーンである。ココイチやゴーゴーカレーに比べたら、明らかにインド寄り。
それでいて、そこまで辛いわけではない。価格もお手頃だから、頻繁に利用している人は多いだろう。
私の知人にもヘビーユーザーが1人いて、彼はなんと週6で利用しているそうだ。たしかにターリー屋のカレーはたまに無性に食べたくなるが、さすがに週6は飽きないか?
私が聞くと、彼は「だから素人は……」という言葉に続けてこう言った。
・「ターリー屋をカレー屋だと思うのは素人」
彼いわく、ターリー屋で隠れファンが多いのはステーキ(おつまみサーロインステーキ)だという。店舗によって価格・ラインナップが異なるため一概には言えないが、彼の最寄りでは約900円でステーキが食べられるとのこと。
今のご時世、ファミレスで牛ステーキを食べようとして1000円以内に収めるのは至難の業。参考までにお伝えしておくと、コスパ系ステーキの代表格・いきなりステーキのワイルドステーキは現在150gで1630円である(平日ランチのセット価格)。
そのような状況を考えれば、1000円以内のステーキというのはかなり魅力的。ただ、インドカレー屋さんのステーキって味付けがかなりインド寄りなのでは?
私が疑問をぶつけると、彼は「その発想が素人」だと言う。なんでも、ターリー屋のステーキはめちゃくちゃ普通らしい。インドカレー屋だからといってカレー的な味付けではなく、ファミレスとかに出てくるようなステーキだという。
つまり、ステーキはいい意味でインド料理っぽさがないから、連チャンでターリー屋に通っても飽きないらしい。
そんな話を聞いていたら実際に食べたくなったので、私も注文してみることにした。
・実際に食べてみた
あいにく私の最寄りにはターリー屋がないため、ウーバーイーツで注文してみることに。画面を開くと、シングルとダブルを選べる仕様。今回は初めてだからシングルにしよう。
なお、デリバリーだからやや値が張って、価格は1350円だった。
で、運ばれてきたステーキというのが……
めっちゃ普通。肉汁したたる分厚いステーキ! とは思わなかったが、まさにファミレスとかにありそう。ちなみに、肉だけの重さを量ると62gだった。
焼いた後の重さとはいえ、正直なところボリューミーとは言い難い。まぁ、でもシングルだからこんなもんかな? と思いながら食べ始めてすぐに気づいた。
・名前の通り最強の「つまみ」
このプレート、名前の通り つまみとして最高である。ステーキとポテトがビールに合いまくるのは今さら言うまでもないのだが、隠れたところにキャベツまで。
これを900円くらいで持ち帰れる環境にあるなら、自炊する気をなくすのは痛いほどにわかる。むしろ、下手に自炊する方がコスパ悪い……と気づいたら最後、このステーキを頼みまくることになりそうだ。
難点を挙げるなら、ライス(あるいはナン)が付かないことだが、つまみとして利用するならむしろ好都合。
また、最初は「肉の量が物足りないかな?」と思ったが、量が多すぎるとあまり飲めなくなってしまう。つまみだったら適量と言えるかもしれない。
なるほど。こんなコスパ最強つまみがあるならヘビーユーザーになる人の気持ちも分かる。「昼はターリー屋のカレー → 夜はターリー屋のステーキをテイクアウトして家飲み」とかだと週6なんてすぐだろう。
というわけで、今晩のつまみを探している方はご参考に!
参考リンク:インド定食ターリー屋(TOP)、いきなり!ステーキ「メニュー」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.