「玄関のたたき掃除」の意外と知らないNG行動とは?「水掃除したままだった…」「反省します」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日出入りする玄関は、キレイにしてもすぐに汚れが溜まります。そんな玄関はこまめなお手入れが大事ですが、やり方を間違うとかえって汚れやすくなることも……。そこで今回は、玄関の“たたき”にやらない方がいい「NG掃除」をご紹介します。
NGその1.洗浄力の強い洗剤を使う
たたきにこすっても落ちない頑固な汚れが溜まっている場合、強力な洗剤を使えばキレイになりそうな気がします。特に黒ずみは厄介なので、強アルカリや酸性洗剤を使う方が手っ取り早いかもしれません。
しかし、洗剤まかせの掃除方法はNG! たたきの素材によりますが、いきなりパワーのある洗剤を使うと、たたき自体が劣化する恐れがあるんです。特に、大理石などの天然素材は劣化しやすいため注意してください。
たたきの掃除は「中性洗剤」を使うのが基本。素材を確認のうえ、素材を傷つけるリスクのないクリーナーでお手入れしましょう。
NGその2.乾かさずに放置する
たたきの掃除に水を使用する場合、きちんと最後の仕上げまで行わなくてはなりません。水洗い・水拭き後は、きちんと乾かすところまで行いましょう。
たたきが濡れたまま放置すると、湿気と水分が原因でカビが生えるリスクがあります。室内側に水がしみ込む可能性もありますので、クロスで拭いてしっかり乾かしてください。
雨の日は床が乾きにくいので、水を使ってお手入れする場合は「晴れの日」がおすすめです。
NGその3.玄関マットや靴を置いたまま掃除する
少し面倒かもしれませんが、掃除をする前は必ず不要なものを移動させましょう。
靴や玄関マットなどが置きっぱなしになっていると、くまなく掃除できません。靴や玄関マットに汚れが付着する恐れもあり、かえって汚れが広がって掃除の手間が増えます。
たたきの掃除をする際は、なにもない状態に整えることが大事です。
こまめな掃除で汚れを溜めない習慣を
玄関のたたきは、“ついで掃除”を取り入れてお手入れのハードルを下げましょう。
ウェットシートで汚れを拭く、二度拭き不要のホームリセットを使うなどの簡単な掃除をこまめに行えば、強力な洗剤も水も使わずに済みます。
汚れやすい場所だからこそ、お手軽な掃除を日常にしてみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア