<義母、誘ってナイ!>ひさびさの家族旅行にウキウキ「平日なら安いかも……」計画!【まんが】
私はユリコです。夫のイブキと、小3の娘(リナ)、そして小1の息子(エイタ)と一緒に暮らしています。私は独身時代から旅行が大好き。しかし結婚をして子どもが産まれてからは、目が回るほど忙しく、長い間、旅行できていませんでした。最近ふとそのことに気付き、「旅行したい!」という気持ちをおさえられなくなってしまった私。子どもたちが小学校にあがったということもあり、久々の家族旅行をイブキに提案してみようと思います。
夫・イブキに提案をしてみることにしました。
イブキからの前向きな返事に、私は嬉しくなりました。
私がイブキに見せたのは、都内から電車で2時間くらいのところにあるプールと温浴施設が充実しているホテル。雰囲気がいいうえにアクティビティも充実しているので、大人たちだけでなく子どもたちも楽しめそうです。平日ならそこまで混んでもいないでしょうし、初日はホテルでプールとお風呂を楽しみ、翌日はアクティビティや観光を楽しめそうです。
リナとエイタもきっと喜んでくれるだろうし、私たちも久しぶりに羽を伸ばせそうです。そのうえ平日に旅行することにしたので、休日料金と比べて安く行けるなんて最高です! 私はウキウキした気持ちで、すぐに予約をしました。
独身時代には好きなときに旅行できていたものの、結婚し、家族が増えるとそうもいきません。しかも最近は仕事や家事、育児に追われ、満足のいくような旅行をする余裕もありませんでした。そんななか、ふと旅行したくなってしまった私。イブキに相談すると、嬉しいことに良い返事をもらえました。そこでちょうど来月にある子どもたちの平日休みに合わせ、さっそく計画を立てることに。明日には会社で有給休暇の申請をする予定です。久しぶりの家族旅行、すごく楽しみです!
義母から突然の電話「土日に変更してね~」なぜ!?犯人は……夫
旅行のことを考えながらウキウキ家事をしていると、スマホが鳴りました。見ると、義母からの着信でした。普段義母から連絡がくることなんて、ほとんどありません。なんだか嫌な予感がしましたが、出ないわけにもいきません。私はおそるおそる応答しました。
私は思わずすっとんきょうな声を出しましたが、義母はそれに気付かず嬉しそうな声で続けます。
私はいまだに状況が飲み込めません。しかしどうやらイブキが旅行の話を義両親にしたようです。
反論をする前に、電話は切られてしまいました。私は自分のスマホを眺めて呆然とします。
久々の旅行に浮かれていた私。しかしそこに義母から電話がきて、衝撃の事実を知ることに。なんとイブキが私に何の相談もなく、義両親まで旅行に呼んでいるというのです。しかも旅費や交通費など、すべてわが家持ちという約束で……。
そのうえ義母は、「旅行の予定を平日でなく土日にしてほしい」と言い出し、私は怒り心頭! そんなのあまりにも一方的で、身勝手な言い分ではありませんか。義母にはぬか喜びをさせてしまい申し訳ありませんが、元凶であるイブキにどうにかしてもらわないと気がすみません。
楽しい旅行計画⇒夫婦ゲンカ「勝手に誘うなんてありえない!」
あっけらかんと自分の両親を誘った理由を話すイブキに憤ってしまいました。私たちの久しぶりの家族旅行を親孝行のために利用しているような気さえします……。
どうやらイブキは数千円くらいの差だと思っているのかもしれません……。
義両親たちを誘って、土日に日程を変更したらどのくらい旅費が高くなるのかをイブキに確認しました。しかし、そんな細かいことは知らないと言うイブキ。私は加算される料金を計算してみせます。
イブキの前にスマホを突き付けるとイブキは、「えっ……そ、そんなに!?」と呟いたあと黙り込みました。しかし引っ込みがつかなくなったのでしょう、もう一度開き直るかのようにイブキが話しはじめました。
義母からの電話に驚いてしまった私。やはり義母が言っていたように、イブキが勝手に誘っていたのでした。しかも、「旅費や交通費は全部うちが出してあげる」というとんでもない約束までして、何が悪いのかわかっていない様子。当然ながら私は激怒し、さらに問い詰めるとイブキは開き直り。その様子に私の怒りはさらにヒートアップ。
現実を見せるため、どれくらいの費用がかかるのか見せてあげました。しかしイブキはそれでも義母たちを連れて行きたいらしく、「オレの金だから口出しするな」と言い出したのです。私は唖然としてしまいました。
開き直った夫、家計は「オレの金」に唖然……!きちんと反省しろ
イブキが言った「オレの金」という言葉に唖然とする私。私は湧きあがる怒りを感じながら、できるだけ声を抑えて言いました。
私は「それでも本当に『オレのお金』で連れて行きたいのなら、イブキの月々のお小遣いから出したら?」と、言いました。イブキは「こ、小遣いから!? いやそれは……なかなか難しいっていうか……」と、急にオロオロしはじめました。
そして私は、「今すぐ連絡して、お義母さんたちに断って」と指示しました。イブキはすぐに義母に断りの電話を入れていました。電話の向こうで義母が何やら大騒ぎしていましたが……。「悪かった」「おみやげで勘弁して」などと言って、イブキは平謝りしていました。
イブキとしては家族旅行と共に親孝行ができると名案だったようですが、今回がそのタイミングでなかったことは明白。苦し紛れに言った「オレの金」で私を怒らせ、家事や子育てについて耳の痛い話をされ、断ることになった義母に散々に言われてしまう結果となりました。 そんな姿を見て少し呆れてしまいましたが、イブキがきちんと反省してくれたようなので、今回の旅行は家族4人で思いきり楽しみたいと思います。