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仙台うみの杜水族館で<バンドウイルカ>の赤ちゃん誕生! 親子で寄り添って泳ぐ様子を見てきた

サカナト

一時休止されていたスタジアムライブ(撮影:アル)

今年5月28日、仙台うみの杜水族館でバンドウイルカの赤ちゃんが誕生しました。

幸運にも一般公開の初日に訪館することができたので、その様子をレポートします。

初のバンドウイルカ出産へ 万全の準備態勢

今回、仔イルカを出産したのはバンドウイルカの「コーラル」。

今年1月に妊娠が判明後、4月7日からはスタジアムライブを一時休止するなど、出産に向けて万全の準備態勢がとられていました。

スタジアムライブ禁止の様子(撮影:アル)

実は、今回妊娠に至ったバンドウイルカは「コーラル」と「スノーウィー」の2頭。

スノーウィーは5月23日に出産したものの、残念ながら死産という結果だったとのこと。スノーウィーは現在も予備プールで元気に泳いでいます。

そして5月28日、コーラルが無事に出産!

出産前後には「うみの杜スタジアム」への入場も閉鎖されていたのですが、6月6日にはついに赤ちゃんイルカが一般公開となりました。

ちょうどその日、幸運にも仕事を休みにしていた筆者。急きょ別の予定をキャンセルして、コーラルと赤ちゃんイルカに会いに、仙台うみの杜水族館へ行ってきました。

赤ちゃんイルカ、一般公開初日の様子は?

既に地元メディアの取材陣が何組かやってきていました。

開館直後の「うみの杜スタジアム」(撮影:アル)

一般公開初日のこの日は、スタジアムの後列3列のみが一般見学可能。今後、様子を見ながら段階的に公開エリアを広げていくそうです。

イルカの子育てのための立ち入り制限(撮影:アル)

メディアの取材カメラの後方で、私もカメラを片手に親子のイルカとご対面。

コーラルと赤ちゃんイルカ(撮影:アル)

見えました! 体長は1メートルほど。母イルカの体と比べると、ずっと小さな赤ちゃんイルカ。

コーラルと赤ちゃんイルカ(撮影:アル)

母イルカのコーラルが、ずっと寄り添うように泳いでいました。

赤ちゃんイルカ(撮影:アル)

母イルカから少しだけ離れ、単独でジャンプする様子も見られました。

生まれたての仔イルカには、「洞毛」と呼ばれるヒゲのような体毛や「胎児線」というシワ(胎内で丸まっていた名残り)が見られますが、今回生まれた仔イルカにもうっすらとその痕跡を確認することができました。

仔イルカ特有の「洞毛」や「胎児線」が確認できた(撮影:アル)

これからしばらくは授乳期間が続きます。しっかり食べて、元気に子育てをしてほしいものです!

オープン10周年にして待望の赤ちゃんイルカ誕生

仙台うみの杜水族館は、今年7月でオープンから10周年を迎えます。

そんな記念の年に、開館以来初、待望の赤ちゃんイルカ誕生! 地元に住む水族館ファンとしては、心から嬉しく思いました。

イロワケイルカも妊娠中

そして、仙台うみの杜水族館ではもう1頭、妊娠中の生きものがいます。それが、イロワケイルカの「セーラ」です。

この日も丸々としたお腹で元気に泳いでいたイロワケイルカの「セーラ」(撮影:アル)

日本国内では、仙台うみの杜水族館と鳥羽水族館の2館で計6頭だけが飼育されているイロワケイルカ。

バンドウイルカ「コーラル」に続き、こちらも無事に出産となることを願います。

今後もいい知らせが続きますように!

(サカナトライター:アル)

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