丸い体の魅力に迫る! 上越市立水族博物館うみがたりで<ダンゴウオの特別展>開催【新潟県上越市】
新潟県上越市にある、上越市立水族博物館・うみがたりは1月17日から4月13日までの期間、特別展「まるっとぴたっとダンゴウオ」を開催します。
同特別展では、丸い体の形と岩などにぴたっとくっつく姿が特徴のダンゴウオ科魚類にフォーカス。全5エリアにわけてダンゴウオ科魚類の魅力を紹介するそうです。
うみがたりとダンゴウオ
うみがたりはこれまで、日本海側のみに生息し平成29年に新種として記載された「サクラダンゴウオ」に注目し、展示や繁殖に向けて取り組んできたといいます。
令和2年から採集を開始し、令和3年にはマンスリー水槽や企画展示を通してダンゴウオ科魚類の生態や魅力を紹介。そして、令和6年に同館で初めてサクラダンゴウオの繁殖が成功したことを受け、今回の特別展を開催することになりました。
全5エリアに分けてダンゴウオ科魚類の魅力を紹介
特別展「まるっとぴたっとダンゴウオ」では、全5エリアにわけてダンゴウオ科魚類の魅力を紹介します。
ダンゴウオ科の魚類を初めて知る人もすでにファンの人も、それぞれ親しみやすく「新しい発見」が得られるような構成になっているそうです。
漫画テイストでダンゴウオの世界へ「解説パネルエリア」
「解説パネルエリア」では、ダンゴウオ科魚類の特徴や生態について、飼育スタッフが描いた直筆のイラストを用いてわかりやすく説明。
国内に生息している種類をはじめ、世界に生息している種類の形態的・生態的特徴や、「うみがたり」がダンゴウオ科魚類に注目してから現在にいたるまでの取り組みについて紹介されています。
採集の様子を知れる「資料展示エリア」
「資料展示エリア」では、スタッフが採集の際に使用する道具や工夫を紹介し、フィールドワークの舞台裏を垣間見ることができます。
ダンゴウオ科魚類の多くは冷たい水を好む夜行性。寒い夜の海でダンゴウオを探し出す飼育スタッフの採集スタイルや採集道具を公開します。
実際にダンゴウオが観察できる「水槽展示エリア」
「水槽展示エリア」では、ダンゴウオやコンペイトウ、ホテイウオ、フウセンウオと4種類のダンゴウオ科魚類が展示されます。
それぞれの生体や形態の特徴を提示し、生態を見比べながら観察できます。
研究の様子を覗ける「ダンゴラボエリア」
「ダンゴラボエリア」では、うみがたりの研究対象であるサクラダンゴウオを展示します。
水槽のすべてがみられる展示手法を用いて、飼育スタッフによる給水や給餌作業、繁殖に係る作業など普段は見られない作業を間近で見ることができます。
「遊んで学べるエリア」ではすごろくゲームでダンゴウオを学べる
「遊んで学べるエリア」では、ダンゴウオに関する内容をちりばめたすごろくゲームが用意されています。
難易度がやさしめの「ダンゴウオの一生編」と、難しめの「飼育スタッフとダンゴウオ編」の2種類があるのだとか。自宅でも遊べるよう、持ち帰ることができます。
真珠取り出し体験には特別デザインが登場
本物のアコヤ貝から真珠を取り出す「真珠取り出し体験」では、取り出した真珠をその場でネックレスやキーホルダー、チャームに取り付ける加工が可能です。今回、取り出した真珠のアクセサリーに、「サクラダンゴウオ」をモチーフにした<うみがたりオリジナルデザインのチャーム>が加わったそうです。
特別展「まるっとぴたっとダンゴウオ」についての詳細は、上越市立水族博物館うみがたりの公式ホームページで確認できます。
(サカナト編集部)