「ふじわらっこ食堂」春休みも開催!小児科医が長期休暇の子どもたちに届ける温かい食事【四街道市】
昨年の夏休み、冬休みに開催された「ふじわらっこ食堂」では、給食がない長期休暇の子どもたちに食事を提供しています。主宰するのは地域の小児科のお医者さん。多忙な医師が子ども食堂を始めた理由とは。
待合室が食堂に変身。医院で子ども食堂
藤原由香里さんは、四街道市大日に小児科医院を開院してから、市内の学校医を務めるなど、地域の子どもたちを長年見守り続けています。
藤原さんが子ども食堂に関わったきっかけは、2023年の小児科学会で夏休み中の子どもの体重減少について議題に上がったことでした。
育ち盛りの小学生が体重を減らすことなどあるのか。
疑問に思った藤原さんは近隣の小学校に依頼し、4月と9月の体重の変化を調べました。
すると5〜7%の子どもの体重が減少していることに気が付きます。
藤原さんは既存の子ども食堂への寄付や声かけを行ってきましたが、それでは足りないという思いも。
そんな時、地域コーディネーターの中村さんから一緒に子ども食堂を立ち上げようと提案され、一念発起して「ふじわらっこ食堂」を始めることとなりました。
昨年はプレ開催を含め11回開催し、予約システムを導入するなど試行錯誤しながら新しいことも取り入れています。
おなかも心も満たしてほしいという願い
この取り組みを支えるのは、藤原さんの思いに賛同し集まったメンバーや地域のボランティアスタッフ。
地域の人たちがこの活動に参加することによって、大人たちが地域の子どものことを考えるきっかけになればとの思いもあります。
中には小児科に通っていた中高生の参加も。
夏休みには大学生も加わり会場準備をしたり、子どもたちと外遊びをしたりと活躍していました。
「ごちそうさまでした」と、笑顔でスタッフにあいさつして帰っていく子どもたちや親子。食事からの栄養も取ってほしいけれど、心の栄養も取ってもらえたら、と藤原さん。
子どもたちが明日、より元気にいられるように願いを込めて活動しています。
ふじわらっこ食堂
次回開催/3月27日(木)・30日(日)・4月3日(木)
午前11時~午後2時
場所/四街道ふじわら小児科医院2階
住所/千葉県四街道市大日288-10
料金/中学生以下無料、高校生以上300円
主催/ふじわらっこ食堂
共催/四街道西中学校B地区社会福祉協議会
(問い合わせ)
メール/fujiwaracco@gmail.com
Instagram/@fujiwaracco
※詳細はインスタグラムでも発信中