太尾宮前梅まつり 子どもが主役に 近隣小や団体も参加
太尾宮前梅まつりが2月22日、歓成院の観音会館と駐車場で開催された。主催は太尾宮前地域まちづくり運営協議会(黒田瑞江会長)。
「子どもが主役になれるまち」を目指して実施された同まつり。観音会館のステージでは、同地域の子供会や保育園などによる、子どもたちのダンスが発表された。横浜信用金庫大倉山支店による「おかねの教室」や宮前手打ち蕎麦などの模擬店も設置され、近隣に住む子どもたちで賑わった。
感謝込めジュース販売
レモンソーダとホットレモンを販売したのは太尾小学校5年4組の児童ら。「地域の人と関わりたい」「世界とつながりたい」などの思いから、ユニクロなどを展開する(株)ファーストリテイリングの「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に参加した。同プロジェクトは、子どもたちが主体となり、着なくなった服などを難民などの服を必要としている人に送る取組みで、地域から3751着の服を集め、同社を通してモルドバなどの難民に送り届けた。協力してくれた地域の人たちに感謝を伝えようと、同まつりでレモンジュースを販売することにしたという。同小の高田彩乃さんは、「必要としている人に喜んでもらえて、役に立ててうれしい。大事に着てほしい」と微笑み、「地域の人にも感謝を伝えたい」と口にした。ほかの児童らかも、「今まで体験したことのないことばかりで、いろんな人と関わることができた」と満足げに話す姿も見られた。
黒田会長は「朝から多くの子どもで賑わった。何年ぶりかで会う人もいて、継続して開催しているから顔がつながる」と嬉しそうに話した。