多摩区在住小学生4人 ダンスで全国準優勝 アイドルを「完コピ」
多摩区在住の小学生によるダンスチーム「ACOACO(アコアコ)」が3月27日に埼玉県で行われたK―POPダンスコンテストの全国大会U15の部門で、準優勝に輝いた。
メンバーは佐藤ひなこさん(宿河原小6年)、宮市珠子さん(登戸小6年)、関根彩良さん(中野島小5年)、宮脇詩さん(生田小5年)の4人。多摩区中野島のダンススタジオ「キューブダンススタジオ」に通い、K―POPクラスのレッスンを受けている。
今回出場したのは、全国から延べ60組以上がエントリーした「K―LAND」という大会。K―POPユニットになりきり、カバーダンスを披露、完成度などを競う。
4人は、指導者の宮本由佳さんの呼びかけで、選抜メンバーとして同大会に挑戦することに。4人組アイドルグループの踊りを「完コピ」し、昨年10月に開催された関東予選で優勝。全国大会への出場権を掴んだ。
ダンスだけでなく、表情や仕草もアイドルそのもの。保護者手製の衣装に身を包み、賞を手にした。「皆で頑張って練習した結果が準優勝につながった」と宮市さん。強豪チームも多く集まる舞台に緊張したものの、「決勝は審査員が遠かったので、振りやリップシンクを大きくすることを心がけた」と宮脇さんは振り返る。今回の楽曲の魅力は「フレッシュなかわいさとダンスブレイクのかっこよさとのギャップ」と関根さんは声を弾ませた。佐藤さんは「5年生はクール、6年生はキュートな雰囲気。一人一人の個性が役に合っていた」と分析する。
宮本さんは「負けん気があり簡単には自分に満足しない4人。結果は他の子どもたちの刺激にもなると思う」と評した。