暴力行為等が増加傾向 県内公立小中学校
神奈川県教育委員会は10月31日、2023年度の県児童・生徒の問題行動不登校等調査の結果を発表した。これによれば、暴力行為やいじめ認知、不登校の児童生徒数が増加傾向だった。
2市8町も
このうち「公立小・中学校」(中等教育学校前期課程を除く、以下数字同じ)の暴力行為の発生件数、いじめの認知件数、不登校の児童生徒数を見ると、県西地域2市8町の公立小中学校も同じ傾向にあった。県全体の数字は暴力行為1万1408件(前年比2170件増)、いじめ認知4万3943件(同6158件増)、不登校2万3593件(同3300件増)。県西地域は、暴力行為610件(同121件増)、いじめ認知2592件(同42件増)、不登校690件(同27件増)だった。
これら地域別の状況は県内を8つに分けて発表されているが、この3項目を各地域、1千人あたりの数字で比較すると、県西地域の暴力行為発生件数は最も高く27・9、いじめ認知件数は2番目に高い118・5、不登校は川崎市と並びもっとも低い31・5だった。
調査結果詳細は県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3p/prs/r7878514.html)。