横浜翠陵高校硬式野球部 小学生らに技術伝え 交流 160人がプレー楽しむ
野球を通じて子どもたちとの交流を深める横浜翠陵高校硬式野球部のプロジェクト「第3回SuiryoBaseballChallenge〜野球しようぜ!〜」が1月26日、同部グラウンドなどで開催された。
同部は子どもたちとの触れ合いを通じ、部員たちのリーダーシップ育成を図るほか、野球の魅力を伝え、子どもたちの野球離れを防ぐことに貢献したいとの思いから、このプロジェクトに取り組んでいる。
この日は、地域の11の少年野球チームのメンバーや、野球未経験の未就学児など160人ほどが参加。高校生の指導で、ホームラン競争やストラックアウトを楽しんだほか、投球の球速やボールの回転数の計測などを行った。また、小学生がゲッツー(ダブルプレー)の練習やフライキャッチにも挑戦した。最後には、農家から提供された野菜を使い、同部保護者会のメンバーが作ったスープを食べるなどして交流を深めた。
同部の田中慎哉監督は「小学生のパワーに無限の可能性を感じた。子どもたちは、普段はライバルである他チームのメンバーと、きょうはイベントを楽しむ仲間として笑顔で積極的に参加をしていた。また、高校生と触れ合う中で、キラキラした目を光らせて野球を楽しんでいる様子だった」と振り返った。