絶品寿しととろけるわらび餅!元八王子の名店『重兵衛寿し』
高尾街道沿いで39年、地元の人々に愛され続ける寿司店『重兵衛寿し』。気さくな大将の職人技と、京都で修行を積んだ二代目の確かな腕前が光ります。贅沢なランチも楽しめる魅力あふれる名店です。
和の風情と緑に包まれた趣ある空間
高尾駅北口からバスで6分、高尾街道沿いに佇む瓦屋根の風格ある建物が目印です。和風で洗練された「すし」の看板が印象的です。
所在地:東京都八王子市元八王子町2-1036-1
店舗の横に、駐車スペースが3~4台分あります。
入口の草木と調和する緑の暖簾が、訪れる人を優しく迎えてくれます。
実写版「ちびまる子ちゃん」の撮影にも使われた温かみのある店内
実写版「ちびまる子ちゃん2」(2006年放送)で、まる子とおじいちゃんが訪れた寿司屋のロケ地にも選ばれた、趣のある落ち着いた雰囲気の店内。
カウンターは、重厚な趣と上品な年輪が魅力のブラジル産インブイア材を使用しているそうです。お店の歴史とともに味わい深く育まれてきた美しいカウンターです。
小さな子ども連れにも優しい小座敷もあります。大人も子どもも一緒にくつろげる、居心地の良い空間です。
落ち着いたテーブル席の個室は3部屋あり、つなげることで最大26名まで対応可能。ビジネスランチや少人数の会食、ご家族での利用など、さまざまなシーンでゆったりと食事を楽しめる空間です。
お品書き
ランチメニューは全5種類。『いくら丼膳』、『サーモンといくらの親子丼膳』、『まぐろづけ丼膳』、『寿し御膳』、『彩り丼御膳』、いずれも甘味付きなのが嬉しいポイントです。
夜のメニューも充実しています。人気のお寿司は、口の中でとろけるように煮たあなごと、まぐろとのことです。
一品料理とお酒も魅力的です。お酒を楽しみながら、お寿司を堪能する夜の時間帯にもぜひ訪れてみたいと思いました。
寿し御膳 1,790円
いただいたのは、『寿し御膳』1,790円。握り寿司と巻物、八寸、茶碗蒸し、お吸い物、そしてわらび餅までが一度に楽しめる豪華なセットです。
美しく美味なマグロ寿司と繊細な巻き寿司
マグロの赤身は旨みが凝縮され、口の中でシャリがやさしくほどけていき絶品です。
巻き寿司は、繊細な手仕事が際立つ美しさでした。
職人技が光る京都仕込みの美しい八寸
海の幸と山の幸が彩り豊かに盛られた京都仕込みの八寸は、口に運ぶたび、あふれるおいしさに思わず笑顔になってしまいます。
小芋の六方むきや繊細な煮物からは、丁寧な技と想いが伝わってきます。煮物は、食材の味を引き立てるために、素材に合わせて順番に焚いていくそうです。
味わい深い茶碗蒸し
茶碗蒸しはなめらかで、やさしい口触り。味わいも深く、ほっとする一品です。
とろけると評判のわらび餅は必食!
重兵衛寿しのわらび餅は、口の中でとろけると評判です。黄金色に輝く、噂のわらび餅をいただきました。
わらび餅には、きな粉より色濃く美しい黄金色の「すはま粉」を使用。二代目が京都仕込みの技で丁寧に仕上げています。口に入れた瞬間に溶けていく、極上のなめらかさ。甘さと香ばしさが絶妙に絡み合い、贅沢な余韻が残ります。
大将と二代目の職人哲学
「消防士から寿司職人へ」という異色の転身を遂げた大将の楢島恒晴さん。防災訓練で培った手際や、人命救助で磨かれた観察力は、寿司職人としての技とお客様への気配りに活かされています。その職人哲学は2代目へ。
「今後も愛されるお店を目指して進歩していきたい。肩肘張らず気軽にお越しください」と、包み込むような微笑みで語る二代目の楢島大輝さん。京都で培った感性と大将から受け継ぐ技を融合させて進化していく『重兵衛寿し』。これからが楽しみです。
なお、『重兵衛寿し』はわくわく広場イーアス高尾店、モリタウン、ららぽーと立川立飛、立川高島屋S.C.でも購入可能です。さらに、2025年4月27日(日)には「元八マルシェ」に出店予定で、とろけるわらび餅や絶品の巻物が販売されるそうです。気になる方はぜひチェックを!
八王子駅から少し足を伸ばすだけで出会える『重兵衛寿し』は、日常を忘れてゆったりと贅沢な時間を過ごせる特別なお店でした。地元の方はもちろん、遠方から訪れる価値も十分ある名店だと思います。ぜひ皆さんも、『重兵衛寿し』で心温まるおいしいひとときを体験してみてください!