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出演者総勢130人!いちかわ市民ミュージカル【市川市】

チイコミ!

出演者総勢130人!いちかわ市民ミュージカル【市川市】

市民ミュージカルの域を超えた、迫力ある舞台と評価の高い「いちかわ市民ミュージカル」。

出演者総勢130人が9月の本番に向けて心を一つに、熱い夏を迎えています。

市民の熱意から始まったミュージカル

「手伝うのは最初の3回だけのつもりだった」と話すのは、いちかわ市民ミュージカルの作・演出を手掛ける吉原廣さん。

劇作・演出の吉原廣さん

二十数年前、新劇で劇作・演出を行っていた吉原さんに「協力してほしい」と声を掛けてきたのは地元の母親たちでした。

市民ミュージカルが全国的にもまだ数カ所でしか行われていない頃。

手探り状態で吉原さんは市川市にまつわるオリジナル脚本を書き上げ、出演者の公募を行います。

すると320人の応募が集まりました。

2002年、初演。

圧倒的な迫力でミュージカルは大成功を収めます。

その後、2年に1度、公演を行い、過去10回公演の出演者数は延べ2100人超。

すっかり市民ミュージカルのとりこになった吉原さん。

「寝に帰るだけの町」だった市川で「NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク」を立ち上げ、障がいのある子どもたちと共に「チャレンジド・ミュージカル」も始めます。

過去に出演経験もある「いちかわ市民ミュージカル実行委員会」事務局長・齋藤匠さん
練習後の七夕祭りの風景。みんなで「たなばたさま」を歌います

大観衆の中で非日常的な感動を

9月8日(日)に行われる公演に向けて集まった出演者は、子どもから80代まで130人。

「ダンスや歌が好き」「友達に誘われて」など応募の動機はさまざま。

振り付けの安西真幸さんから指導を受ける出演者たち

「引っ込み思案な子だが、やってみたいと言ったので」と一緒に参加する親子、「送り迎えを機に父親も誘った」という女性。

「ミュージカル楽しい!」と話す男の子と一緒に出演するお母さん

「市民ミュージカルのレベルの高さに驚いた」「こんなに大勢の人に見られる機会がないので非日常的」との経験者の声も。

「面白い活動は、人を、街を、元気にする」と話す吉原さん。

みんなで力を合わせて!

公演が終わると「もっと何かやりたい」と、自分たちでサークルを立ち上げる人も増えているとか。

「つながっていくことがこれからはとても大切。人任せ、行政任せではなく自分たちでやっていくしかない」。

作品に込めた思いを語ります。

今後は後継者の育成を目標に、脚本の公募も計画中。

次はあなたの出番かも?

9月公演に向けて練習に励む出演者たち

※問い合わせ
電話番号/047-369-7522 いちかわ市民ミュージカル実行委員会
ホームページ/https://ichikawa-shimin-musical.jimdofree.com/

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