横須賀上地市長 ３選出馬「前向きに検討」 浦賀地区再開発に意欲
７月に２期目の任期満了を迎える横須賀市の上地克明市長は１月７日、今夏に行われる市長選の出馬を巡り、「前向きに考えている」と述べ３選出馬を事実上表明した。年頭会見で記者の質問に答えた。
上地市長は、地域活性化の手法として取り組んできた「海洋都市構想」の実現のために「あと数年はかかる。完成させるためには新たな決意で臨まなければならない」と強調。具体的には再開発を進めている浦賀地区をあげ、「（海洋都市構想による発展のために）浦賀なしでは画竜点睛を欠く。復活をしっかり見届けることが私の使命」と政策の継続性が重要との認識を示した。
浦賀ドック周辺の活性化については市と住友重機械工業が昨年３月、京急浦賀駅前周辺地区15ヘクタールを一体利用するための協定を締結。昨年11月に事業パートナーの公募を発表しており、７月頃までに優先交渉権者が決まる。
同日までに同市長選を巡って出馬の意向を示したのは上地市長が初めて。上地市長はタウンニュース社の新春インタビューで来年度の予算編成について問われた際、政策的経費を盛り込んだ本格予算を編成する方針を示し、続投への意欲をにじませていた。この日の会見でも「かなり思いを込めて予算編成している。（政策の）実現を見ずに辞めることはできないと思っている」と胸の内を明かした。