陸上日本選手権2日目の主な結果一覧 桐生祥秀が5年ぶり優勝、泉谷駿介は世界陸上内定
桐生が10秒23で5年ぶり3回目の日本一
陸上の日本選手権2日目の5日、男子100m決勝が行われ、桐生祥秀が10秒23で5年ぶりの優勝を果たした。
4日の予選でサニブラウン・アブデル・ハキームが骨挫傷の影響で敗退し、優勝候補の柳田大輝はフライングで失格となる波乱もあったが、決勝には自己ベスト9秒98の小池祐貴や10秒01の多田修平ら実力者が顔を揃えた。
レースは追い風0.4メートルの中で行われ、優勝した桐生はインタビューで感激のむせび泣き。2017年9月に日本で初の9秒台となる9秒98をマークした29歳が2014年、2020年に続く5年ぶり3回目の日本一に輝いた。男子100m決勝の結果は以下の通り。
1 桐生祥秀(日本生命)10秒23
2 大上直起(青森県庁)10秒28
3 関口裕太(早稲田大)10秒28
4 井上直紀(早稲田大)10秒28
5 小池祐貴(住友電工)10秒30
5 多田修平(住友電工)10秒30
7 守祐陽(大東文化大)10秒33
8 木梨嘉紀(筑波大)10秒35
男子110mハードルは泉谷駿介が2年ぶりV
男子110mハードル決勝では、13秒04の日本記録保持者・泉谷駿介が13秒22で2年ぶりの優勝。野本周成とともに世界陸上の代表に内定した。
同種目はパリオリンピック5位入賞の村竹ラシッドがすでに代表に内定している。男子110mハードル決勝の結果は以下の通り。
1 泉谷駿介(住友電工)13秒22
2 野本周成(愛媛競技力本部)13秒23
3 阿部竜希(順天堂大)13秒32
4 高山峻野(ゼンリン)13秒48
5 古賀ジェレミー(東京高)13秒52
6 藤井亮汰(鳥取スポ協)13秒66
7 似内陸斗(岩手大)13秒68
8 石川周平(富士通)13秒70
女子800mは久保凛が日本新で連覇
女子800m決勝は東大阪大敬愛高3年で、サッカー日本代表の久保建英のいとこ・久保凛が1分59秒52の日本新記録で2連覇。世界陸上の参加標準記録(1分59秒00)には届かず代表内定はならなかったものの大きく前進した。女子800m決勝の結果は以下の通り。
1 久保凛(東大阪大敬愛高)1分59秒52
2 塩見綾乃(岩谷産業)2分03秒66
3 勝くるみ(筑波大)2分04秒14
4 西田有里(立命館大)2分04秒81
5 川田朱夏(ニコニコのり)2分04秒95
6 中村美宇(機電エンジニアリング)2分05秒67
7 平野里歩(環太平洋大)2分07秒26
8 卜部蘭(積水化学)DNS
【男子800m決勝】
1 落合晃(駒澤大)1分45秒93
2 四方悠瑚(SAURUS TC)1分46秒30
3 岡村颯太(鹿屋体育大)1分46秒42
4 クレイアーロン竜波(Penn State)1分46秒72
5 石元潤樹(ARCYELL)1分47秒27
6 源裕貴(NTN)1分47秒60
7 山鹿快琉(育英大)1分49秒05
8 松本純弥(成洋産業)1分53秒67
【女子100m決勝】
1 井戸アビゲイル風果(東邦銀行)11秒45
2 御家瀬緑(住友電工)11秒57
3 君嶋愛梨沙(土木管理総合)11秒58
4 三浦愛華(愛媛競技力本部)11秒66
5 松本真奈(広島皆実高)11秒67
6 前田さくら(鳥取敬愛高)11秒73
7 宮﨑亜美香(ジーケーライン)11秒74
8 田中里歩(伊奈学園総合高)11秒79
【女子400m決勝】
1 寺本葵(天理大)53秒14
2 中尾柚希(園田学園大)53秒20
3 フロレス・アリエ(日本体育大)53秒31
4 松本奈菜子(東邦銀行)53秒54
5 岩田優奈(スズキ)53秒72
6 久保山晴菜(今村病院)53秒97
7 児島柚月(立命館大)54秒07
8 熊谷遥未(青森県庁)55秒15
【女子400mハードル決勝】
1 梅原紗月(住友電工)56秒43
2 瀧野未来(立命館大)56秒68
3 山本亜美(富士通)56秒96
4 福岡梓音(福岡大)57秒16
5 大久保光(ファンアンドラン)57秒50
6 益子芽里(中央大)57秒61
7 青木穂花(ゼンリン) 58秒10
8 新戸怜音(尚美学園大)58秒94
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記事:SPAIA編集部