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妊娠5ヶ月で感じた初の胎動。「ごろん!」とした胎動はおなかに宿る命の証

たまひよONLINE

ライターの“まにゃさん”です。在宅コールセンターにてSV(スーパーバイザー)として勤務しながら、1児のママとして奮闘しています。第1子出産時の年齢は30歳で、すでに5年が経過。そろそろ年齢も考えて本格的に第2子妊活を考えているワーママです。

第1子妊娠中は、初めての胎動が待ち遠しくて、いつもおなかを気にしていました。

妊娠6ヶ月、ついに…その日がやってきた!


初めての妊娠は順調で、無事妊娠5ヶ月に。安定期を迎えると、初めて感じる胎動を今か今かと待つ毎日。「胎動ってどういう感じなのかな?」、「ちゃんと気づいてあげられるかな?」などと想像してはおなかをさわっていました。

そして妊娠6ヶ月を迎えてすぐのある日曜の夕方のこと。「今日は近くのハンバーグを食べに行こう」と決めた私は、夫と一緒にこたつでゴロゴロ。夕食の支度をしなくていいという解放感からか、あるいは寝不足が続いていたからか、いつのまにかウトウトしてしまいました。

その時に初めて、おなかのなかで「ごろん!」という動きが感じられたのです!

その瞬間、はっとして起き、すぐに夫を起こしたことを覚えています。初めて感じる不思議な感覚と、おなかの赤ちゃんを体で感じたような喜びは、今も忘れられません。

「あれ?」…胎動が感じられない日はひたすら不安に


ちょうどこの頃、妊婦健診でも胎動について話がありました。「毎日、胎動を感じられるか意識してください。もし感じられないなと思ったり、何か違和感があったりしたらすぐに病院にきてください」というアドバイスも。

そのため毎日、胎動を確認しました。小さな動きが、日に日に、だんだんと大きくなっていくような気がして、「ちゃんと成長してる!」と嬉しかったのです。

しかし、ある時には、胎動が全く感じられない日がありました。実は私の親しい友人が、“2、3日胎動が感じられなくなり、病院に行った時には、すでに手遅れで、おなかのなかで赤ちゃんが亡くなってしまった”という悲しい経験をしています。私自身、他人事とはとても思えず、悲しくて自分も一緒に泣いたのを覚えています。

それだけに胎動のことは人一倍に気になり、一喜一憂。次の健診までの2週間が長く感じられました。そして、健診で赤ちゃんがすくすくと成長していることを聞くと、安心感で力が抜けました。

妊娠9ヶ月からの“胎動”はすさまじいものに!


そして無事妊娠9ヶ月に突入。胎動はますます元気に。赤ちゃんは男の子だったのですが、“まさに男の子!”という感じで、毎晩キックされては目が覚める日々。嬉しい反面、少し寝不足気味にもなっていました。

そんなある日、仕事関係で講演会に参加した私。静かな講堂でじっと座っていた時には、まさに足がニョキーっとでてくるような感覚がしたのです。はっとおなかを見ると、わずかながらおなかもピクピク。「よっぽど狭くて窮屈なのかな?」、「大きい赤ちゃんだから早く外に出たいのかな?」おなかを優しくさすりながら、「早く会いたいね」と語りかける毎日でした。

胎動は、生きている命の証を妊娠中から感じることができた貴重な時間。とてもいい思い出です。

元気に動いてくれていた息子は、妊娠39週で誕生。身長54cm、体重3946gの大きな赤ちゃんでした。胎動を初めて感じた時の喜び、そして不思議な感覚は今もはっきりと記憶に残っています。日に日に強くなっていく動きは、時には乱暴で、痛かったり眠れなかったりしたことも。しかし、「このおなかに、確かに命が宿り、今生きているんだ! その命の証なんだ」と思えた瞬間の幸福感は、言葉では言い表せません。逆に胎動がないとストレスを感じた時もありましたが、ゆったりと楽しみながら妊娠生活を過ごすことが、母子健康のためにも大事だなと経験から感じました。

[まにゃさん * プロフィール]
在宅コールセンターのSVや事務の仕事をしています。今年5年ぶりの妊娠で喜んでいましたが、初期流産をしてしまいました。夫の体調もあり、妊活は様子をみつつですが、それでも「いつか4人家族になれたらな」というほのかな夢を抱きながら毎日忙しく過ごしております。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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