民謡の全国大会で日本一!甲斐心琉さん【船橋市】
船橋市立高根中学校に在学する甲斐心琉(かい ここる)さんが「令和6年度民謡民舞少年少女全国大会」の「小学4・5・6年生の部」で日本一の栄冠に輝きました(※)。
「下津井節」で日本一に輝く
心琉さんは9月4日に船橋市役所を訪問、松戸徹船橋市長と松本教育長に優勝の報告をしました。
8月に開催された全国大会には、各地区予選を勝ち抜いた68人が出場。
ここで心琉さんが披露したのは、出身地である岡山県の「下津井節」。
大会直前に逝去した恩師、中西勝信氏の形見の着物を着て臨み、見事に優勝を勝ち取りました。
お世話になった恩師への恩返しの気持ちで歌ったと話す心琉さんに、松戸市長は「民謡は地域の歴史やそこに住む人々の気持ちを歌ったもの。若い人が関心を持ってくれることがうれしい。これからも頑張ってほしい」とエールを送りました。
将来の夢は民謡歌手。全国の民謡を練習中
心琉さんは、数々の全国大会で実績を挙げている母と兄を持つ民謡一家で育ち、2人の影響で3歳から民謡を始めました。
今年3月に倉敷市から船橋市に転入、現在は中学のサッカー部に所属しつつ、都内の民謡教室で民謡歌手の麻生みどりさんの下、日本全国の民謡を練習しています。
「心琉さんの魅力は透き通った伸びる声。節回しなど、すぐにできる器用さもあります」と麻生氏。
将来の夢は民謡歌手になることと話す心琉さん、「昔から伝わっているところが民謡の魅力。これからは千葉県の歌を増やしていきたい」と抱負を述べました。
今後の活躍が楽しみです。
※規定により予選時の学年で出場しています