区内寺院でも花まつり
仏教の開祖である釈迦が生まれた日(4月8日)を祝う花まつり。神奈川区内の寺院でもこの日に合わせ行事が行われた。
仏教落語に笑い声本覚寺
曹洞宗青木山本覚寺(守長秀文住職)=高島台=で4月8日、「花まつり」が開催された。
当日は、檀家ら約150人が境内に足を運んだ。第一部の法要では、二頭の竜が天空から甘い雨を注いでお釈迦様の誕生を祝福したという故事にならい、参加者は釈迦像に「甘茶」をかけて誕生日を祝った。
続く第二部では、落語家兼住職として、仏教と落語の二刀流で活躍する露の団姫(つゆのまるこ)さんが登場。地蔵や観音が出てくる自作の仏教落語「仏は君をほっとけない」と、自身の生い立ちをもとにした法話を披露した。上方落語のリズムあるしゃべりに、会場からは笑い声が絶えなかった。
「お坊さん」を体験陽光院
三ツ沢中町の曹洞宗陽光院(西山修浩住職)で4月6日、「花まつり」が開催された。
釈迦の誕生日直近の日曜日に毎年開催される同院の恒例行事。地域の子どもたちに親しみを感じてもらいたいと、仏教やお寺の価値観を取り入れた子ども向けの企画も豊富に用意された。
当日は、木魚を元とした7つの仏具を鳴らす「木魚体験」、お坊さんの仕事を体験できる「こども法要」、「ホトケ(仏)ーキ」の販売などが行われ、雨にもかかわらず約300人が訪れた。また、イベント体験者などが回せるどうぶつ合掌フィギュアなどのグッズが当たるカプセルトイも人気を集めた。