鶴見大学附属中学・高校 早朝の總持寺で座禅 750人以上が参加
鶴見大学附属中学校・高等学校の生徒が1月14日、大本山總持寺で早朝から座禅を体験する「耐寒参禅会」に参加した。
この参禅会は寒稽古の一環として1952年から続くもの。禅の教えを教育の柱に据える同校で、建学の精神や「心を落ち着け、自己を見つめ直す」ものとして行われている。
毎年全校生徒の約8割が参加し、保護者や卒業生の参加者も多い。74年目となった今年は9日から14日までの4日間で実施。中学1年生から高校3年生まで750人以上の生徒が参加した。
14日には真冬の寒さの中、朝7時に「千畳敷」の總持寺大祖堂に生徒たちが集合。石附周行禅師から座禅の心得の教えを受けた後、約30分間静かに座禅を組んで瞑想に集中した。
参加した高校3年生の生徒は「気持ちを引き締める貴重な機会で、毎回参加してきた。これで最後かと思うと寂しい。卒業してもまた参加できたら」と笑顔で語った。