市の病児・病後児保育 小学3年まで受け入れ 3月3日から6施設で
川崎市は子育て支援策として、これまで「未就学児まで」としていた「病児・病後児保育事業」の受け入れ対象を、3月3日から小学校3年生まで引き上げる。
市の「病児・病後児保育事業」は、保育所や幼稚園などに通う乳幼児が風邪などにり患して日ごろ通う通園・通所が難しくなった場合、市が事業を委託する病児保育施設で一時的に預かることで、保護者の負担を軽減するもの。市内には各区に1施設ずつ病児保育施設があり、「エンゼル幸」(幸区)のみ回復期の子どもを対象とする「病後児保育移設」だが、幸区以外の6施設は、子どもが回復期に至っていなくても預けることができる「病児保育施設」だ。
今回さらに施設を利用できる子どもの年齢の上限を、未就学児から小学校3年生までに引き上げる。受け入れ年齢の引き上げは、昨年7月から「エンゼル多摩」で先行的に実施してきたが、安全性が確認されたため、運用を市内全域に広げるという。
各施設とも定員は12人(エンゼル幸のみ8人)で、保育時間は午前8時〜午後6時。利用料は食費とおやつ代込みで1日2900円(市民税非課税世帯と児童扶養手当受給世帯1000円、生活保護世帯は400円)。