クセ強なビッチ天使たちがクセになる! 新作の放送前に『Panty & Stocking with Garterbelt』の魅力をチェック!
「天使がパンツを銃にしてゴーストをブチのめす」――そんな狂った設定、アリですか? いや、アリなんです。むしろ、最高なんです!
『Panty & Stocking with Garterbelt(パンスト)』は、テンションもノリも常識外れ。見たことないくらい下品でハチャメチャな天使たちが大暴れする、唯一無二のアニメです。
2010年に放送された本作は、放送コードギリギリの下ネタ&ブラックジョーク、セクシーすぎる変身バンクなど、「かわいいのに汚い」「汚いのにハマってしまう」と視聴者の心をわしづかみにした、伝説の作品なんです。
そんな『パンスト』が、2025年7月、ついに帰ってきます!
ファン待望の新作『New PANTY&STOCKING with GARTERBELT』の放送が決定し、SNSは大盛り上がり。この記事では、15年越しの新作発表に涙した筆者が『パンスト』の魅力をノンストップでお届けします。常識と品性を脱ぎ捨てて、”パンストワールド”へと飛び込みましょう!
【写真】『Panty & Stocking with Garterbelt』の魅力を紹介!
天使なのに落第生!? パンスト姉妹の使命とは
ストーリーの舞台となるのは、愛と欲望の渦巻く街、“ダテンシティ”。そんなカオスな街に、天界から姉妹の天使・パンティ&ストッキングが舞い降ります(通称・パンスト姉妹)。彼女たちの使命は、街に現れる“ゴースト”たちを退治して、平和を守ること。
……と聞けば立派な天使のようですが、実はこの2人、天界でも手に負えない素行最悪の問題児。不真面目すぎて天界を追い出され、地上でゴースト退治をして“ヘブンコイン”を集めなければ天界へは帰れないという、情けない状況なんです。
自由奔放で男好きな姉・パンティと、毒舌でスイーツ狂な妹・ストッキング。何もかもが正反対な2人は、毎日ケンカ三昧。しかし、ゴースト退治が始まれば、息ぴったりのコンビネーションを発揮。ゴーストたちを容赦なくブチのめしていきます!
思わず笑ってしまうほど下品な会話や、ド派手で爽快なバトルアクション。ふとした瞬間に胸を刺してくる“切なさ”や“優しさ”を感じる脚本に視聴者は翻弄されっぱなし。でも、そんな暴れ馬な作品だからこそ、一度ハマると抜け出せないんです!
自由を貫く姉・パンティが、"クソビッチ"なのに愛されるワケ
姉のアナーキー・パンティは、金髪ロング×真っ赤なドレスのド派手なビジュアル。見た目はとっても美人なのに、中身はとんでもなく破天荒。
口を開けば「F○ck」「Sh○t」と暴言を吐き、イイ男を見つけては、即ベッドインする“クソビッチ”のパンティ。欲望に正直すぎて、もはや清々しいレベルです。
しかし、段々と「パンティって、カッコいいかも」なんて思い始めてしまう魅力があるんです。誰になんと言われようと、自分の欲望と生き方に正直でブレない芯を持ち、「社会のルール?誰かの期待?そんなの知ったこっちゃない!」と突っ走るその姿は、クズなのに魅力的で、最低なのに爽快。
そんなパンティを見てると「自分ももっと好き勝手に生きていいんじゃないか」と思ってしまうんです。だからこそ彼女は、作品の中でも、視聴者の間でも、“憎めないクソビッチ”なのかもしれません。
現実主義なのに恋には盲目! ギャップが可愛い妹・ストッキング
一方の妹、アナーキー・ストッキングは、黒髪ストレートにぱっつん前髪のゴスロリ美少女。見た目も口調もツンツンしていて、一見近寄りがたい雰囲気……と思いきや、実はスイーツに目がなく、朝からケーキをぺろりと完食してしまうくらいの甘党。
ゴースト退治にはわりと真面目に取り組んでいて、姉・パンティの行き過ぎた自由行動に「クソビッチ」とブチギレることもしばしば。そんなストッキングは、実は恋愛にはめっぽう弱いんです……!
第17話「ゴースト~ダテンシティの幻~」で、ストッキングが恋に落ちた相手は、いろいろな意味で最低最悪な「ブサイクゴースト」でした。パンティの反対を押し切り、天使としての使命までもを放り出して駆け落ちしようとする姿には、胸がぎゅっと切なくなります。
普段はツンとすましたストッキングが、恋に落ちた相手に見せる乙女すぎる表情と行動……この回で、ストッキングに心を撃ち抜かれた視聴者はきっと多いはず。
このように性格も好みも、正反対の2人だからこそ生まれるブッ飛んだノリに「この姉妹、ヤバいけど最高すぎる!」と、気づけば夢中になってしまうんです。
他のキャラも濃ゆ~いクセ者ぞろい!
パンスト姉妹の破天荒っぷりだけでもお腹いっぱいになりそうですが、この作品の魅力は、彼女たちを取り巻くキャラクターたちの濃さにもあります。むしろ彼らがいないと、この世界観は物足りないと言ってもいいほど。
まず注目したいのが、パンスト姉妹のライバルとして登場する悪魔の姉妹・スキャンティ&ニーソックス(通称・デイモン姉妹)。
真面目で潔癖、マナーやルールにうるさい“優等生タイプ”……ですが、そのこだわりがいきすぎてズレまくり。しかも、いざとなればあっさりズルをするというギャップがクセになる存在です。
さらにカオスな空気感に拍車をかけるのが、個性派すぎる男性陣。黒人神父・ガーターベルトは、厳つい見た目のゲイ。さらには、縛りフェチまで持ついかがわしさのエリートでもあります。
そしてもう一人、パンティに一目惚れするギーク少年・ブリーフ。常識人のように見える彼ですが、どれだけ酷い扱いを受けてもパンティへの想いを貫くその姿勢は、ある意味“変態的”です。
破天荒なパンスト姉妹の“常識外れ”っぷりに対して、対をなすような“別ベクトルの非常識”を持つサブキャラたち。彼らの存在があるからこそ、『パンスト』では唯一無二のカオスな世界観を楽しめるのです。
ブッ飛んでいるのはキャラだけじゃない!
本作の魅力は、ブッ飛んだキャラクターたちだけにとどまりません。演出・音楽・小ネタの数々まで、作品のすべてが“全力で悪ノリ”しているような雰囲気が、中毒性を生んでいます。
中でも語らずにはいられないのが、演出のブッ飛び具合。有名なのが、“逆作画崩壊”と呼ばれるギャップ演出で、普段はポップなカートゥーン調の絵柄ですが、変身シーンや一部シーンだけ突然リアルで美麗なイラストに早変わりするんです! 「今の何ごと!?」と目を疑うほどの切り替わりで、視聴者のハートを一瞬でかっさらっていきます。
そして、音楽のクオリティも完全に本気。クラブミュージック界の第一人者・☆Taku Takahashi(m-flo)が手がける主題歌&BGMは、エレクトロやハウスなど最先端サウンドがズラリ。「これ本当にアニソン!?」と思ってしまうほどのクオリティで、サウンドトラック発売日のAmazonランキングで1位をとるほど人気になりました。
さらに、毎話タイトルが有名映画のパロディだったり、唐突に特撮風の爆破が入ったりと、細部の“遊び心”も全力全開。演出・音楽・小ネタなどあらゆる要素が想像のはるか斜め上をいき、常識すら飛び越えていく本作は、最高にイカしているんです!
パンストワールドに飛び込むなら“今”!
本作は、基本1話完結のオムニバス形式。どこからでも気軽に観られるうえ、テンポのいい展開と常識破りなストーリーで、気づけばどっぷりハマってる…という方も珍しくはありません。
現在、TOKYO MXやBS日テレでは再放送版が放送中。ただしこちらは“CENSORED版”で、令和の放送コードにより、ピー音&モザイクありの”修正版”。一方で、配信サービスでは“無修正版”も! 過激なセリフやパンチの効いた演出もそのまま『パンスト』本来のテンションを体感できます。パンストワールドにダイブするなら、まさに今がチャンスです!
そして2025年7月から放送される新作では、今石監督をはじめオリジナルスタッフが再集結。新キャラクター・ポリエステル&ポリウレタン兄弟の登場など、見逃せない情報が次々と公開されています!
一度ハマれば抜け出せず、アレもコレもビンビンに刺激されまくりの本作。この夏は、クソビッチな天使たちと最高にアツい時間を過ごしてみませんか?