「無理です、受け取れません(焦)」無茶苦茶な客の駆け引きで大混乱!
筆者の周りで聞いた、思わず「あるある」と共感する話やちょっとイラっとする話をご紹介! 今回は、仕事中に起こったトラブルの一部始終をお届けします。 ワガママな客に振り回されて大変な思いをされたそうです……。 イラストレーター/ねこ田ねこ子
なんじゃこりゃ!?
「私が新入社員の頃に対応した、あるお客さんは強烈でした……。
当時、商品を買うと抽選でぬいぐるみをプレゼントするというキャンペーンを実施していました。
ある日、イカつい男性客が来店し、“うわ、見るからにヤバそう”とスタッフみんな対応を拒む様子。
渋々、私が対応したのですが……。
男性客『キャンペーンのぬいぐるみ、くれや。
子どもが泣いて欲しがってんだぞ。
1個くらいええやろ』とワガママな要求。
私は、『特別扱いはいかなる理由があってもできません』ときっぱりお断りしました。
『たくさん買ってんのに当たらへんやんけ!抽選なんてインチキやろ!』と男性客は怒鳴ります……。
そして、厚さ1センチほどの封筒を取り出し『これで頼むわ』と私に差し出してきました。
“うわ、絶対受け取ってはマズイ”と思った私は、態度を変えずにできない旨をご説明。
その日は、退店されましたが、翌日以降もしつこく毎日来店します……。
上司は『1度やってしまうとつけあがる。他のお客さんに示しがつかない』と判断。
実は、入社記念に私はそのぬいぐるみをもらっていたため上司に相談すると『個人的にあげる分にはOK』と言われたので、男性客にあげることにしました。
翌日、ぬいぐるみを渡すと
『すまんな。これで父親としてのメンツが立つわ!』と喜ぶ様子を見てホッとしたのも束の間……。
例の封筒を出してきて、私が断っても『ええから受け取れ!怒るぞ!』と半ば無理やり渡されました。
男性が帰った後、ビクビクしながら封筒の中身を確認すると……。
なんと中身は、風呂敷でした!!
お金をもらっても困りますが、肩透かしを食らった気分です。
自分が客の立場でも、お店の人を困らせないようにしようと決意した瞬間でした。」(20代女性)
ワガママな客の要求
抽選のプレゼントをお子さんが欲しがり、なかなか当たらず……という事情はわかりますが、店員さんを困らせる行動はNGです。
強硬な態度にほとほと疲れてしまったという体験談でした。
「他人の振り見て我が振り直せ」ことわざの通り、客としての対応を考えさせられますね。
※この記事は読者から寄せられた体験談やご意見を元に、一部編集を加えて作成しています