泉消防署 訓練重ね「区民に安心を」 配属1年目の佐藤さん・冨樫さん
昨年4月の入局後、1年間の教育期間を終え、今年4月から泉消防署の第2消防隊に本配属された佐藤隆哉さん(23)と冨樫幹大さん(24)。
佐藤さんは救急救命士の資格を、冨樫さんはライフセービングの資格を大学時代に取得。二人とも埼玉県出身ながらも横浜市の消防を目指したのは、救急救命に対する教育が万全なことや海があることなど身に着けた資格が生かせそうだったからだと話す。
実際にこれまで経験した出動では、火災よりも救急の現場が多かったといい「最初は要救助者を自分のスキルで本当に助けられるのかという怖さもあった」と佐藤さん。
現在は救助者の家族らから感謝されることも多く「もっと訓練を積み、技術を高めていきたい」と意欲をみせる。
24時間にわたる当直勤務では、通常の出動だけでなく隊をあげての訓練や夜間に自主トレーニングをおこなうなど鍛錬を欠かさない。
冨樫さんは高校時代にバスケットボールに打ち込むなど、基礎的な体力に自信があったというが、夜間出動があった際には疲労を感じることもあるという。そこで非番の日に釣りやゲームを楽しむことが息抜きだと話した。
若さを生かし全力で
今後の意気込みについて冨樫さんは「体力と元気を生かして勉強に訓練にと努力して市民を守ります」と語り、佐藤さんは「まだまだ現場経験が少ないですが、若さを生かして全力でより区民を安心させられる隊員になりたいです」と語った。