アメリカンヴィンテージや昭和レトロ雑貨に出会える「vintage shop Colorful」。
若い世代の間では、昭和時代のアパレルや雑貨などのレトログッズが人気を呼んでいるようです。新潟市秋葉区の小須戸エリアにオープンした「vintage shop Colorful(ヴィンテージショップ カラフル)」は、そんなレトログッズとアメリカンビンテージを扱う雑貨店。ご主人と一緒にお店をやっている奥さんから、お店をオープンしたいきさつや商品のこだわりを聞いてきました。
vintage shop Colorful
加藤 彩 Aya Kato
1982年五泉市生まれ。自動車部品メーカーに勤務。2024年に夫と「vintage shop Colorful」をオープンする。趣味はキャンプで、長野県の戸隠キャンプ場がお気に入り。
ヴィンテージショップのルーツはキャンプ?
——お店の商品は、アメリカンヴィンテージと昭和レトロに分かれているんですね。
加藤さん:アメリカンヴィンテージは夫の趣味、昭和レトロは私の趣味なんです。
——お互いの好きなものを扱っているヴィンテージショップなんですね(笑)。加藤さんはずっと以前から昭和レトロが好きだったんですか?
加藤さん:実は3年前からハマったんですよ(笑)
——めっちゃ最近じゃないですか(笑)。どうしてハマったのか教えてください。
加藤さん:ヴィンテージキャンプをはじめたことでヴィンテージのキャンプ用品を集めるようになって、レトロ雑貨にも興味を持つようになったんです。
——「ヴィンテージキャンプ」って何ですか?
加藤さん:テントをはじめ、ヴィンテージ品のキャンプ道具を使うことで、古き良き時代の雰囲気を味わうキャンプスタイルなんですよ。そもそも、かわいいお家みたいなヴィンテージテントに憧れてはじめたんです。今では4張りのヴィンテージテントを所有しています(笑)
——へぇ〜、はじめて知りました。じゃあ、商品の中にはキャンプで使っていた雑貨もあるんでしょうか?
加藤さん:そうですね。お鍋はテントの色に合わせて変えていたので、どんどん増えていきました(笑)
——「vintage shop Colorful」をオープンしたのはどうしてなんですか?
加藤さん:知り合いのキャンパーさんに誘われて、キャンプ場で開催されたイベントに出店したのがきっかけなんです。夫が手掛けている「STCガレージ」という木工キャンプ用品のブランドとして誘われたんですけど、オリジナルキャンプ用品の他にコレクションのヴィンテージ雑貨も販売したんですよ。
——ヴィンテージ雑貨の評判が良かったんでしょうか?
加藤さん:お客様から「店舗はないの?」と聞かれたことで、夫が急にヴィンテージショップをはじめると言い出したんです。私は最初冗談だと思っていたんですが、ガレージのリフォームをはじめたので「ああ、本当にやるんだ」と思いながら眺めていました。店舗が形になってはじめて実感が湧いてきたので「じゃあ、やろうか」と手伝いはじめたんです(笑)
年代によって反応が分かれる雑貨店。
——営業日は土日だけなんですね。
加藤さん:夫も私も会社勤めをしていますので、土日のみのオープンになります。営業日はインスタグラムでお知らせしていますので、チェックしていただけると嬉しいです。
——店名はどのようにつけたんですか?
加藤さん:古物商の申請をするとき、夫に店名を聞いたら「モノクロ」と言われて驚いたんです。私は明るくポップで可愛いアイテムを販売したいのに「モノクロ」はないだろうと思いました。そこで夫に提案して「カラフル」に変えてもらったんですよ(笑)。息子の名前が「虹(くう)」なので、虹をモチーフにしたロゴにしました。
——なぜに「モノクロ」……(笑)。ところで、店内のレイアウトでこだわっていることはありますか?
加藤さん:入口の扉を開けてすぐ目に入る位置に、おすすめ商品のグラスや「Fire-King」の食器を置いています。ときどき様子を見ながら商品の配置を変えて、あんまり売れない商品を見てもらえる場所に移したりしているんです。
——お客さんの反応はいかがでしょう?
加藤さん:お店に入ってきてすぐに、若い人は「可愛い」と声を上げますし、年配の方は「懐かしい」と喜んでくださいます。幅広い年代のお客様がいらっしゃいますけど、反応は世代によって違うんですよね。私が気に入って集めたものや仕入れたものなので、売れたときは嬉しいです。
——なるほど。
加藤さん:その反面、自分のお気に入りが売れてしまって、悲しい気持ちになることもあります(笑)
——なかなか複雑な心境なんですね(笑)。加藤さんが思う、ヴィンテージアイテムやレトログッズの魅力を教えてください。
加藤さん:まず新品にはない「やつれ感」です。サビや汚れ、傷み具合に歴史を感じるし味わいがありますよね。それと今の時代には見られない可愛いデザインも魅力です。
——新品や現代の商品にはない魅力があるんですね。まだオープンしたばかりですけど、ゆくゆくはどんなお店にしていきたいと思っていますか?
加藤さん:夫はレトロ雑貨を無くして「Fire-King」をメインにアメリカンヴィンテージを増やしたいようですけど、私はレトロ雑貨をもっと増やしたいと思っています(笑)
vintage shop Colorful
新潟市秋葉区小須戸360-1
080-4422-8574
11:00-18:00
不定休