【そろそろ冬の準備を】北海道の週間天気予報 週末は11月並みの寒さに/2024年10月15日更新
北海道のあす16日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
15日夜〜16日朝にかけての雨
15日の道内には南から暖かい空気が流れ込み、広く9月並みの気温になりました。最高気温は札幌や旭川、稚内でも20度を超え、最も上がった後志の積丹町美国では24.6度。美国としてはこの時期の統計史上最も高い気温を観測しました。
道内には暖かい空気だけでなく、湿った空気も流れ込み、15日午後5時現在は渡島半島や後志、胆振地方で雨が降っています。
今後は雨の範囲が広がり、札幌では夜9時以降、本降りの雨になります。
日付が変わると道東でも雨が降り、土砂災害が発生した羅臼町でも雨となります。日本海側や道南方面ではオレンジ色の表示、雷を伴い1時間に20ミリ前後と雨が強まります。
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに注意してください。あす朝はしだいに雨がやむでしょう。
16日の北海道の天気と気温
16日の天気と気温です。
雨は朝までで日中は晴れるでしょう。朝から2ケタ気温で冷え込みは弱いです。日中は20度前後ですが、午前中に観測され、午後は急速に下がるでしょう。上着を忘れずにお持ちください。
16日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
早朝は雷雨のおそれがありますが、日中は急速に天気が回復し晴れるでしょう。朝は気温が高めですが、夜は10度くらいまで気温が下がりそうです。
道北・空知です。
朝には広く雨がやみますが、通勤通学は泥はねに気を付けて下さい。午後は青空が戻っても、海岸部を中心に風がやや強く、ヒンヤリします。
道東・オホーツク海側です。
根室地方を中心に朝まで雨が降ります。午後は晴れるでしょう。釧路の最高気温23度は10月としては統計史上最も高くなる予想ですが、夕方以降急速に寒くなります。
そろそろ冬の準備を
そろそろ冬の準備をした方がよさそうです。セーターやコートを出すなど衣替えをしたり、厚手の布団を出したり、あと場所によってはタイヤ交換も必要です。
というのも19日(土)〜21日(月)は11月並みの寒さになって、峠や道北では平地でも雪の降るおそれがあるからなんです。寒さは一時的で、来週はまた20度近くまで上がりそうです。
そろそろ雪虫が多く飛ぶ時期です。来週穏やかに晴れると多く見かけるようになるかもしれません。10月に入ると、穏やかに晴れれば雪虫が多く飛ぶようになりますから、そろそろですね。
16日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
木曜、金曜は晴れて金曜は20度前後まで気温が上がります。土曜の夜は道北や峠では雨が雪に変わります。
日曜は最高気温でも一ケタで、道北の平地でも橋の上など路面凍結に注意して下さい。
つづいて、太平洋側です。
木曜、金曜は晴れますが、朝晩と日中の気温差が大きくなります。土曜の雨のあとは一気に寒くなります。土日の峠越えは冬タイヤが安心です。
16日の札幌の朝昼晩の天気
16日の札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
日差しが戻りますが、風がありますね。落ち葉も目立ちます。
16日は北風に変わってヒンヤリします。そして朝から気温は上がらず、午後は下がっていくので、帰りが遅くなる方は少し厚手の上着が必要です。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※15日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU