ジュビロ磐田に内定したDF桑原航太(関西大3年)が描く「即戦力」までの道筋「入った時にすぐに活躍できる準備を」
2027年1月からジュビロ磐田に加入することが内定し、今季は大学に所属したままJリーグ公式戦に出場できる特別指定選手となった関西大の桑原航太選手が、磐田の練習に参加しています。
DF桑原航太「自分の特長が生きるチーム」
-まだ大学3年だが特別指定選手となった今季のジュビロでの目標は。
まずジュビロに行ける大学のオフ期間で、どれだけチームにフィットできるか、試合で活躍できるイメージやアピールを積み重ねていけるかというのが大事かなと思います。
-関西大の先輩で来季加入する吉村瑠晟選手がすでにルヴァン杯2試合に出場している。
それも見ていて、うらやましいなという思いと、悔しい気持ちもあったので、自分もアピールしてチームの力になれるようにという思いは強いです。(吉村選手が決勝点を奪ったガンバ大阪戦は)終わった後の速報で見て、その後の配信で全部見て、素晴らしい活躍をしているなと。
-吉村選手は桑原選手を「真面目なプレーヤー」と話していた。桑原選手から見た吉村選手は。
元々前目の選手だったというのもあると思うので、ディフェンダーらしくないというか、大胆なプレーとか、大胆な性格とか、そういうのは一緒に過ごしていて感じるところがあります。
-参考にしていることもあるか。
そうですね、攻撃参加のダイナミックさとか、攻撃参加のタイミングとかはすごい参考になっています。
-右サイドバックはいつからプレーしているか。
大学に入ってから右サイドバックです。高校(帝京長岡高)は最初、1年生のときに左サイドバックをやっていて、2、3年でセンターバックをやって、大学から右サイドバックです。左、真ん中、右と来ました。
-高校の左サイドバックやセンターバックはどのような経緯で担うようになったか。
チームに左サイドバックがいなかったというのもあって、それで左サイドバックをやらせてもらいました。センターバックは、身長(173センチ)はそれほどある方ではないけど、帝京長岡が結構ボールを大事にするチームだったというのがあったので、それでセンターバックをやっていました。
-ハッチンソン監督のサッカーについて。
すごいボールを大事にして、しっかり後ろからつないで前進していって、綺麗というか、しっかり形があるゴールが多いかなという印象があります。
-それも磐田入りの決め手になったか。
そうです。サッカースタイルというのは、監督が変わればいろいろ変わると思うんですけど、自分の中高でやってきたサッカーはしっかりボールを大事にしてきたので、自分の特長が生きるなというのは感じたので決めました。静岡とはこれまで縁はありませんでしたが、スカウトの方から熱いアプローチが(笑)
-自分の現在のストロングポイントは。
ハードワークと、対人の守備だったり、上下動の運動量というのが持ち味かなと思っています。ウイングとかはやったことはありませんけど、3バックのウイングバックとかはやったことがあります。
-今年のジュビロ、大学での目標や、将来的な目標は。
今年のジュビロでは、もうJリーグしか残されていない中で、少しでも出場時間を得てジュビロの勝利に貢献するというのと、個人的には出た時間でアシストでもゴールでも、勝利に貢献したいなというのがあります。
関大では次に総理大臣杯があるので、チームに帰ってから、ジュビロの練習での経験をしっかりチームに還元して日本一を取るというのを目指していきたいと思っています。
(将来的には)大卒で、即戦力ですぐ出られるように、こっちにいる期間と大学にいる期間をしっかり大切にして、体作りもプレーも全部含めて、入った時にすぐ活躍できる準備というのをしていかなければいけないかなと思っています。