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こいのぼりフェスタ(2025年4月12日〜5月6日開催)〜 農マル園芸の春の風物詩、青空を仲良く泳ぐこいのぼり

倉敷とことこ

こいのぼりフェスタ(2025年4月12日〜5月6日開催)〜 農マル園芸の春の風物詩、青空を仲良く泳ぐこいのぼり

総社市の春の風物詩となっている「こいのぼりフェスタ」。
毎年4月中旬〜5月上旬にかけて総合観光農園の「農マル園芸 吉備路農園」にて開催されています。

2025年は4月12日(土)〜5月6日(火)まで、荒天時を除き毎日約100匹ものこいのぼりが園内外へ揚げられるようです。

岡山県内でも100匹以上ものこいのぼりが揚げられる場所は少なく、「待ってました」という声が聞こえてきそうなこの季節。

総社市在住の筆者が、取材へ行ってきました。

こいのぼりフェスタとは

こいのぼりフェスタとは、2013年に始まった農マル園芸のこいのぼりを掲揚(けいよう)するイベントです。

さまざまな理由で揚げられなくなった家庭に眠るこいのぼりを寄贈してもらい、子どもの日にむけて園内外へ揚げたり飾ったりしています。

今年(2025年)で13回目を迎えたこいのぼりフェスタ。
今では総社市の春の風物詩となり、さまざまな場所から青空を華麗に泳ぐこいのぼりを一目見ようと多くのかたが農マル園芸に来園します。

春の風物詩こいのぼりフェスタの魅力

こいのぼりフェスタの見どころは、こいのぼりの数が多いだけではありません。美しい風景の裏側には、スタッフの工夫や想いが込められています。

ダイナミックな展示にする方法や、こいのぼりを寄贈した家族の思い出をつなぐ場所作りなど、さまざまな努力があり、地域の人から愛されるイベントとなっているのです。

ここからは、長年続いている「こいのぼりフェスタ」の魅力について紹介します。

カラフルでダイナミックな光景

会場に掲げられるこいのぼりは、園外に74匹、園内に37匹の合計111匹です。黒・赤・青などの色合いを工夫しながら配置され、空を泳ぐ姿はまさに圧巻。

大きさも2m〜6mとさまざまで、風に乗ってゆらめくようすは、まるで生きているかのようです。見る角度によって表情が変わるため、写真映えも抜群。

訪れる多くの人がカメラを手にし、色とりどりの風景を記念に収めていました。

春ならではの空とこいのぼりが織りなす、壮大で美しい風景は、この時季しか見られません。

毎日のメンテナンスと工夫で美しさをキープ

こいのぼりが毎日きれいに空を舞えるのは、スタッフによるていねいなメンテナンスがあるからこそ。朝9時に掲げ、夕方5時に取り下げる作業を毎日繰り返し、絡まりや破損があればその都度修理や交換をおこなっています。

また、こいのぼりが絡まないように端には小さいこいのぼりを配置し、中央に大きなこいのぼりを配置するなどといった工夫もしているそうです。

表には見せないスタッフのかたがたの毎日の努力と工夫によって、訪れる人がいつでもベストな姿を見られるのです。

こいのぼりを揚げているようす

背景を知ると、農マル園芸に揚げられたこいのぼりの美しさが一層心に残るのではないでしょうか。

三世代で楽しめる地域の思い出作り

このイベントは、ただ「見る」だけでなく、家族の思い出をつなぐ場にもなっています。

「昔、自分が使っていたこいのぼりを孫に見せたい」と寄贈してくれるかたや、「家で飾れなくなったから」と寄贈してくださるかたも。寄贈したこいのぼりを一目見ようと三世代で訪れる姿も見られ、世代を越えたつながりを感じられるのも「こいのぼりフェスタ」の魅力です。

こいのぼりを見上げながら、家族でのんびりと過ごすひとときは、日常を少し豊かにしてくれます。家族とのつながりを感じられる温かな時間を、ぜひ体験してみてください。

こいのぼりフェスタの楽しみかた

農マル園芸のこいのぼりは、園外の空を泳ぐ大きなものだけでなく、園内のあちこちにも飾られています。天井から吊るされたり、壁に貼られていたりと、その場所ごとにいろいろな柄のこいのぼりが飾られているので、ぜひ園内を歩きながら“こいのぼり探し”をしてみてください。

農マル園芸の駄菓子コーナー

筆者はこいのぼりを探している最中に、なんと駄菓子コーナーを発見。

農マル園芸の駄菓子コーナー

スナック菓子だけでなく、てまり玉やポン菓子など懐かしいお菓子も置かれています。
農マル園芸に何度も訪れていたのに気づかなかった新しい発見があり、また来たいと思えるきっかけになりました。

今年で20周年。農マル園芸の他イベントも要チェック

今年は農マル園芸が20周年で、さまざまなイベントも開催しています。

家族でわいわい楽しみながら、園内をじっくり巡るのがおすすめです。

多肉フェア

ホームセンタータイム ガーデンアドバイザーの矢澤秀成(やざわ ひでなる)先生による多肉植物の講習会や、矢澤先生とバラの貴公子大野耕生(おおの こうしょう)先生によるトークショー、サイン会が開催されます。

多肉フェアのようす

また、多肉植物のオークションや植え替え講習会などもおこなわれるようです。2025年は多肉植物の人気が上昇しているので、興味のあるかたはぜひ参加してみてください。

開催期間

2025年4月12日(土)〜2025年4月20日(日)

ペチュニア・野菜フェア

多肉植物講習会をされるガーデンアドバイザーの矢澤秀成(やざわ ひでなる)先生が、ペチュニア・クレマチスの育てかた講習会もおこないます。

その他にも、野菜の育てかた講習会も開催されるようです。野菜を育ててみたい、毎回失敗してしまうというかたは参加してみてはいかがでしょうか。

ペチュニアフェアのようす

直売所では、プランターや活力剤を大特価で販売されるそうです。

開催期間

2025年4月12日(土)〜2025年5月11日(日)

いちご狩り

もちろん、いちご狩りも開催しており4種類のいちごを40分間好きなだけ食べられます

2025年は6月初旬まで開催予定とのことですが、熟した実が無くなり次第終了となるため、予約しておくのが良いでしょう。

農マル園芸から地域のかたへのメッセージ

広報担当 安藤維宏(あんどう ゆきひろ)さん

こいのぼりフェスタの広報担当である安藤維宏(あんどう ゆきひろ)さんから、地域のかたへのメッセージをいただきました。

安藤(敬称略)──

最近は県内でもこいのぼりを掲げるイベントが増えてきましたが、100匹以上ものこいのぼりが一堂にそろう光景は、地方ではなかなか見られないと思います。こいのぼりを見に来るだけでも気軽に立ち寄っていただけたらうれしいです。

三世代で来てもらって自分の鯉のぼりをお孫さんに見せてあげるとかしていただくのが、一つの地域貢献かなと思っているので、本当に鯉のぼりだけでも見に来ていただければなという感じですね。

近年は、こいのぼりを見る機会が減っているからこそ、家族そろってこいのぼりフェスタに訪れてほしいです。

おわりに

2025年で13回目を迎える「こいのぼりフェスタ」は、地域のかたの想いとスタッフの工夫によってつくられた、心あたたまる春のイベントです。

色とりどりのこいのぼりが青空を泳ぐ姿は美しく、何度でも見たくなる景色でした。

家族でのんびり過ごしたいかたも、新しい発見を楽しみたいかたも、この春は農マル園芸へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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