農家直営タマネギ詰め放題500円! 最多記録は29個…って、1個18円!?【トアルノウカ】新食感タマネギアイスのレシピも
農家さん、ありがとう!
タマネギ詰め放題500円!
毎日の食卓に欠かせない食材「タマネギ」。カレー、肉じゃが、生姜焼きなど、煮込み料理にも焼き料理やサラダにも欠かせない材料として、その存在感はめちゃくちゃ大きいですよね。野菜の中でも1年を通じて消費量が多いという家庭は少なくないのでは?
甘くてみずみずしいタマネギを詰め放題で手に入れることができる農家が富山市にあるってご存知ですか?
なんでも地元では有名なカレー店もその農家のタマネギを使っていて、品質には折り紙つきなんだとか。
そんなおいしいスポットがあるのは、富山市中沖。富山県を横断する国道8号の本郷西交差点を海側に曲がって数分、「株式会社トアルノウカ」です。富山の水で育てたおいしいコシヒカリを全国に向けて出荷しています。
そんな「トアルノウカ」が夏のこの時期、コシヒカリの収穫前に行っているのが、タマネギの詰め放題。
中にお邪魔すると、大きな金属の網かごに見たこともない山盛りのタマネギが!
このタマネギをビニール袋に入るだけつめて、500円。
とってもオトクな詰め放題です。
こちらが、詰め放題のビニール袋。
「あれ? 思っていたより小さめ? 何個ぐらい入るんだろう」と思った人もいるでしょう。
安心してください。袋の大きさはほとんど関係ありませんので…。
では実際にどれくらい詰め込むことができるのか、奥さんの喜多優莉子さんにお手本を見せてもらいました。
ポイント① 伸びた葉や根をもぎ取る
身がしっかりとしたタマネギを手にとったら、伸びた葉や根をもぎ取るのが上手に詰めるポイント。
もぎ取った葉などはそのまま網カゴに捨てていっていいそうなので、食べられない部分はしっかり取り除いてしまってください。
ポイント② 小さいタマネギで隙間を埋める
続いてのポイントは、詰め放題のキホン。隙間をできるだけ作らないようにすることです。
タマネギはすべて大きさがバラバラなので、大きなタマネギばかりを詰め込むとどうしても隙間ができてしまいます。なので、その隙間を小さいタマネギで埋めるように詰めましょう。
できるだけ大きなタマネギをたくさん持って帰りたいと思ってしまいがちですが、小さめのタマネギは切らずにそのままスープなどに使えるなど、あれば意外と重宝します。
大中小、いろんなサイズのタマネギを組み合わせながら、隙間を作らないように詰めていくのがポイントです。
ポイント③ 袋からあふれるタマネギを体で包み込むように持つ
そして、袋がいっぱいになったからといって詰めるのを諦めないでください!
最後のポイントは「トアルノウカ」ならではのやさしいルール。
詰め放題の判定基準は、「袋から落ちなければOK」ということで、タマネギが落ちないように体で包み込むようにして抱えられればアリなんです。
なんて太っ腹な判定基準なんでしょう…ありがとう、「トアルノウカ」さん!
結果発表!
実際に詰め込めたタマネギを広げてみると…
今回は、大小合わせて20個のタマネギを詰め込むことができました。
「28~29個ほど詰めて帰った人がいます。30個という人がいれば新記録になりますね」と代表の喜多千晶さん。なかには詰める前に、ビニール袋を伸ばす人もいるそうなんですが、それもNGではないんだそう。
どれだけ詰めても税込み500円!
詰めるほうはホクホク顔ですが、まったく儲けがないのでは?
「詰め放題って楽しいし、喜んでもらえるし、それを見ていると私たちもうれしくて。私は人としゃべるのが大好きなんですね。詰め放題を通して、お客さんと直接お話ができる貴重な機会だと思っています。タマネギとっても甘かったよという声をきくと、励みにもなりますし」(千晶さん)
70年以上の歴史がある米農家を継いだ喜多さん。転作田を使ってタマネギを作り始めたのは3年前でした。
2024年は6月に約30tのタマネギを収穫し、詰め放題分として約3tを残して出荷しました。ターザンという品種で、加熱すると甘味がぐっと強くなると評判です。
詰め放題は稲刈りの準備が始まる8月末まで。電話かInstagramのメッセージで一報を入れてから出かけると確実です。どれだけ詰めれるか家族でお出かけも楽しいですよね。
タマネギをたっぷり使った「タマネギアイス」レシピ
さて、ここからはタマネギをおいしく食べられる、おまけのレシピ。
タマネギを使ったメニューはたくさんありますが、タマネギをまるごと使ったアイスクリームって食べたことありますか?
作り方
まずは、中央に切り込みを入れたタマネギを耐熱容器に入れ、電子レンジで約5分間で加熱します。
生クリーム200mlに砂糖大さじ1を入れて、ハンドミキサーで7分ほど泡立てましょう。 角ができる手前でストップです。
レンジから取り出したタマネギの粗熱をとって、ミキサーにかけます。
ミキサーにかけたタマネギを濾して、粗目のタマネギや繊維をとりのぞきます。
生クリームに卵黄1個、濾したタマネギを入れて、ハンドミキサーで混ぜます。
容器に流し入れ、冷凍庫でで冷やせば完成! アクセントにオリーブオイルと岩塩をかけて頂くと、タマネギの風味も残っていて、サワークリームのような味わいでした。
「デザートとして食べるより、食前に冷製スープ感覚でいただくとおいしいです」と喜多さん。 アレンジには事欠かないタマネギ。生産者さんと直接話しながらいただいたものを食べると、子供たちにとってもいい食育になるかもしれませんね。
出典:いっちゃんKNB
2024年7月18日放送
記事編集:nan-nan編集部
【トアルノウカ】
住所 富山県富山市中沖743
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休