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ジャンルを超える最強のスパイス!ホ・ジュノが成功を手助けした韓国ドラマ5選

Danmee

©Danmee

来たる6月6日、Netflixの新作ドラマ『広場』の配信がスタートする。

主演ソ・ジソブの活躍に大きな期待が寄せられているが、もう1人熱い視線を浴びているのがホ・ジュノ。4月に最終話を迎えた『埋もれた心』(SBS/2025)を、パク・ヒョンシクと共に大成功へと導いた彼だ。

韓流創成期の大ヒット作『ホテリアー』(MBC/2001)や『オールイン 運命の愛』(SBS/2003)、『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend』(MBC/2006)での活躍を覚えている人もいるかもしれない。

特に悪役演技が強烈で、底知れない怖さとただ者ではないオーラをまとったリアルな悪人を描きだすことで有名だが、ヒューマン、サスペンス、ファンタジーなどジャンルを問わず活躍中。

様々なジャンルの作品で重要なキャラクターに配役されることが多く、料理に使用されるスパイスのように、優れた演技力で物語に深みと刺激をプラスして、劇をより一層盛り上げてきた。そんな彼が近年、成功を手助けしたドラマを5つ紹介する。

(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月~3月公開 No.1韓国ドラマはこれ!

キングダム (Netflix/2019、2020)

『キングダム』は、シーズン2まで制作されたミステリースリラー時代劇。Netflixオリジナルシリーズ初の韓国ドラマで、いきなりグローバル大ヒットを記録した作品だ。

ホ・ジュノは、主人公イ・チャン(チュ・ジフン扮)の師匠で、メンター的存在であるアンヒョン大監を熱演。シーズン1では、ゾンビが次々と現れる大混乱の中、冷静かつカリスマ溢れるキャラクター像を見事に描きだしてイ・チャンを支え、物語の完成度を高めたとの好評を得た。

またシーズン2ではさらに存在感を発揮して、感情の演技で視聴者を魅了。特に、絶望感に苛まれるイ・チャンへ放ったセリフは胸に迫るものがあり、多くの視聴者を釘付けに。作品の持つメッセージをしっかりと観る者に伝えたと言われている。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月23日現在):Netflix

ミッシング~彼らがいた~ (OCN/2020、tvN/2022)

『ミッシング~彼らがいた~』は、死者たちの村が舞台の、全2シリーズから成るミステリーファンタジー。シーズン1の最高視聴率は4.8%でそこまで良い数字とは言えないのだが、OCNのドラマとしては新記録を打ち出した作品。また最近海外で、Netflixのラインナップに加わったのをきっかけに面白いと話題を集め、隠れた良作であるとして脚光を浴びた。

メインで主演を務めたのはコ・スだが、成仏できない魂が暮らす村にいるミステリアスな人物に扮したホ・ジュノも大いに物語を盛り上げたキャストの1人。

娘を失った喪失感や心の痛みを丁寧に表現し、失踪者のいる家族の悲しみに共感する人間味あるキャラクターで観る者に温かな感動をプレゼントした。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月23日現在):
【シーズン1】Amazon Prime Video、Rakuten TV、Netflix、U-NEXT、ABEMA、Hulu
【シーズン2】U-NEXT、J:COM STREAM、DMM TV

なぜオ・スジェなのか (SBS/2022)

『なぜオ・スジェなのか』は、サスペンス要素と法廷ロマンスの両方を満喫できるソ・ヒョンジン主演作。主人公オ・スジェをある事件に巻き込んだ黒幕はいったい誰なのか、スリリングな展開が繰り広げられる。

オ・スジェは、高卒でスター弁護士になった相当な切れ者だが、彼女に対抗するホ・ジュノ扮するローファームの会長はなかなかのくせ者。両者一歩も引かないバトルを繰り広げて、物語を大いに盛り上げた。

特にホ・ジュノの悪役演技は圧巻。自身の欲望に忠実で、権力と利益のためには手段を選ばない悪役になりきり、一部視聴者からは“歴代級のヴィラン”を描き出したとの声も上がった。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月23日現在):Amazon Prime Video、Rakuten TV、TELASA、ABEMA、Netflix、U-NEXT、FOD、Hulu、Lemino

ブラッドハウンド (Netflix/2023)

『ブラッドハウンド』は、シーズン2の公開を心待ちにしている人が多いアクションスリラー。正義感ある若きボクサー2人が、経済的に困窮した者たちを食い物にする高利貸しと激しいバトルを繰り広げる物語だ。

主演ウ・ドファン&イ・サンイの迫力あるアクションシーンが目を引くが、主人公2人の心強い協力者として登場したホ・ジュノの演技も大きな見どころの1つ。悪役側かと思いきや、返済期限や利子なしで、困った人にお金を貸す人格者を熱演した。

出演シーンは主演の2人に比べると多いとはいえないが劇を引導する重要人物で、義理やヒューマニズムを象徴するキャラクターとして物語に温かみをプラスした。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月23日現在):Netflix

埋もれた心 (SBS/2025)

『埋もれた心』は、冒頭で触れたパク・ヒョンシク&ホ・ジュノの演技対決が光るリベンジサスペンス。韓国で最高視聴率15.4%を獲得し、日本でも大きな話題を呼んだ作品だ。

ホ・ジュノが演じたのは、冷酷で強大な権力を持つヴィラン。パク・ヒョンシク扮する主人公が善人とも悪人とも断言しづらい設定であるだけに、対立構造が曖昧になりやすい側面を持っていたが、見事なまでの絶対悪キャラを描き出して物語をドラマチックにし、復讐劇に緊張感を加えた。

それだけでなく、欲望や狂気、執着が入り混じった複雑な感情まで表現したと絶賛されており、ただの悪役に終わらない立体的な演技が、多くの視聴者を物語に没入させた。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年5月23日現在):Disney+

(ライター/西谷瀬里)

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