運転免許取得費を借金返済や生活費に 25歳無職男を詐欺容疑で逮捕
運転免許取得の費用名目で就職予定先から現金をだまし取ったとして、赤穂署は3月4日、赤穂市中広の無職の男(25)を詐欺容疑で逮捕した。
同署によると、男は昨年12月27日、知人の紹介で就職する予定だった上郡町内の運送会社で、業務に必要な大型自動車運転免許の取得に向けた自動車学校の合宿費として、経営者の男性から現金45万円をだまし取ったという。
捜査関係者の話では、男は今年2月上旬、「免許が取れました」と経営者に伝えたが、その後は「免許を落とした」として会社に現れず、そのまま音信不通になったという。警察の捜査で、男は免許を取得していないどころか、自動車学校に入校した履歴もないことがわかった。
男は調べに対し、「免許は取ってない。金は借金返済と生活費に使った」などと供述しているという。