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大磯町災害救援ボラの会 地形から考える災害 専門家の連載を冊子に

タウンニュース

笠間さん(左)と伊藤さん

大磯町災害救援ボランティアの会の広報紙「大磯のなかまたちへ」で2019年4月から連載中のコーナー「大磯の地形を歩く」が11月1日、冊子として発行された。執筆した日本地質学会理事で箱根ジオパーク推進協議会事務局の笠間友博さん(66・西小磯在住)は、「地震や水害は地形と密接に関わるもの。災害は、いま暮らす環境を作った要因でもあるので、恐ろしい側面だけでなく、地元の地形や地質を知ってもらえればうれしい」と話す。

冊子では大磯駅前や港周辺、花水橋や小川原橋、三沢橋など、町内のあらゆる橋から観察できる景色などにフォーカスして地形を解説。約13万年前は海だったことから地表が波に削られ平らになり、その後隆起した「湘南平」の成り立ちについてや、「大磯はなぜ景色がいいのか」を地形や地質の観点から紐解くなど、当たり前となっている日常の景色が「なぜできたのか」に迫る。

同会の伊藤勇代表(83・国府本郷在住)は、「防災訓練などを実施したときも地形の話をすると興味を持ってもらえる。会員からも人気の連載。様々な角度から災害に対して関心を寄せてもらいたい」と話していた。

冊子はカラー・20頁。販売は300円〜で、売上は全額、能登地震の被災地域に寄付される。購入希望者は伊藤さん【メール】itou1321@forest.ocn.ne.jpに連絡する。また、同会の訓練時にも購入可能。

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