核兵器廃絶訴え4Km 平和大行進に約60人
核兵器廃絶を訴え、全国各地から被爆地広島を目指してリレーする「国民平和大行進」の一部となる港北区民平和大行進が5月10日、区内で開かれた。同大行進実行委員会主催、新日本婦人の会港北支部共催。
当日は、あいにくの雨の中、約60人が参加。大山奈々子実行委員長は出発前のあいさつで、「世界で核兵器禁止条約の署名・批准国が増えている中、日本はどちらもしていない状況。アメリカの核の傘のもとで守られている立場ではなく、被爆国であるという責任を果たすよう、こうした取組みが大きな実を結ぶ。核兵器を廃絶するまで、雨の中でも皆さんと歩いていきたい」と話した。港北区原水協副会長の穐元(あきもと)善司さんは、昨年の日本被団協によるノーベル平和賞受賞について触れ、「地域の運動が受賞につながったのだと思う。続けていきたい」とした。
68回を迎えたこの平和行進は、1958年に被爆地広島の平和公園から東京に向けて始まったもの。港北区では、今年は区役所からイオン駒岡店まで約4Kmの道のりを1時間かけて行進した。