朝日奈まお・横尾渉出演舞台『some day』が開幕 1週間限定の映像オンライン配信が決定
試験紙プロデュース『some day』が2025年2月20日(木)に開幕。初日を前に行われた囲み取材のオフィシャルレポートが到着した。
ステージ上で行われた囲み取材。司会に招かれて登場した演出の杉本達と8名のキャスト。
登壇するときから既にお互い声を掛け合い、賑やかで和気藹々とした雰囲気が感じられる。
演出の杉本達は「それぞれの登場人物たちが何かを「認める」というのがひとつのテーマになっているので、それぞれの“今までにないものを取り入れる勇気”を感じていただけたら。」と作品についての思いを語った。
今回初舞台で、初主演をつとめるのは朝日奈まお。「最初に稽古が1ヶ月あると聞いた時は長くて大変だなあと思っていたけど、毎日新鮮で刺激的で、あっという間の日々でした。やれるだけのことはやったと思うので、あとは皆さんに丁寧にお届けできるよう、頑張りたいと思います。」と、初舞台とは思えない堂々とした姿で意気込みを語った。
そんな朝日奈まお演じる高校生の父親役を演じる横尾渉は、「朝日奈さんが初舞台ということで、最初は自分が引っ張らないとと思っていたけど、朝日奈さんはセリフもすぐ覚えるし、お芝居もナチュラルで、逆に僕が朝日奈さんに教わることが沢山ありました。」と語り、朝日奈の才能への感動を語った。
これまで数々の舞台に出演してきた森下亮は、杉本達の演出について、「愛情に溢れていて、役者1人ひとりのいいところ、いい部分を伸ばそうというのが素敵。」と語り、今回、杉本の演出を受けるのが2回目となる智順は「森下さんが120%のこと言ってくれたので、全く同じです(笑)」と笑いを誘いながらも、「前回の『ピクトグラム』から引き続き、横尾くんへの演出オーダーが沢山あって、本当に杉本さんが横尾くんに期待しているのがわかる。2人の絆を感じます」と語った。
稽古場での雰囲気について聞かれた坂ノ上茜は、「稽古初日からアットホームな雰囲気だったのでスッと入りやすくありがたかったです。横尾さんがいじられ役となって、遠慮せずにコミュニケーションをとれる空気感を作ってくださったので、なんて優しい方だろうと思いました」と、座組みの仲の良さの秘密を語ったのに対し、坂本真が「オリジナルでつくった『some day』パーカーを脱いだ時に、畳むのができなくて、佐野くんに教えてもらいました。千穐楽までに習得できるようにしたいと思います」と、和やかな稽古場エピソードを語った。
本作の見どころについて佐野剛さんが「こういう場でお話しするのが苦手なので、今流行りのAIに『some day』の見どころを聞いてみたら、バーを舞台にしたタイムスリップものって出てきて…たぶんそういう舞台なんじゃないかと思います!」と話すと、「ちゃんとやって!ピシッとやりなさいよ!笑」とツッコミをする杉本さん。
小林風花が「朝日奈まおちゃんはじめ、この素晴らしい役者のみなさんが本当に細かいところまでいろんなところにエッセンス・味付けみたいなものをたくさん散りばめていて、その瞬間をぜひ見逃さないで見ていただけたら嬉しいとおもいます」と笑顔で締めくると、俳優たちからあたたかい拍手がおこった